こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2024年1月にロデーズ(Rodez)という南西フランスの街へ行きました。
訪れた日は雪の降る寒い日でしたが、雪が古く美しい街をさらに素敵に見せてくれました。
こちらを訪れた時の動画をYoutubeにて公開しています。
もしよければぜひご覧ください。
Contents
ロデーズの基本情報
ロデーズは、フランスのオクシタニー地域圏、アヴェロン県にある、人口約2万4千人の都市で、アヴェロン県の県庁所在地です。
ロデーズのまわりにはフランスの最も美しい村に選ばれた村や、有名な街がたくさんあるため、旅行の時の拠点ともなる街です。
またロデーズの住民は、かつてこの地方に住んでいたガリア人のルテヌ族にちなみ、ルテノワ(Ruthènois)と呼ばれています。
ロデーズの簡単な歴史
ロデーズは、紀元前500年から存在する大変古い街です。
サン=アマンス(Saint-Amans)によってキリスト教が広まる一方、ローマ帝国滅亡後、人々の暮らしは大変ひどいものでした。
そして街の歴史は、長い期間にわたり、ロデーズ伯爵家と、ロデーズ司教の間の揺るぎない対立のため、2つの地域は城壁で区切られていました。
また、この2つの勢力の対立がロデーズの町の発展を妨げ、中世の住民にとって日常生活を困難なものにしていました。
フランス革命後、ロデーズは、その中心的な立地から、アヴェロン県の県庁所在地および郡庁所在地となりました。
また、19世紀からはアヴェロンの文学・科学・芸術協会が設立されたりと、文化的復興も起こりました。
ロデーズの近代化は、19世紀を通じて非常にゆっくりと進化し始め、21世紀以降、アヴェロン県の県都として、独自の経済と独立性を築き、トゥールーズとのつながりを維持しながら、ロデーズは少しずつ発展していきます。
ロデーズは2023年にフランスの住みやすい街ランキングで17から12位まで順位を上げた都市でした。
ロデーズを訪れるベストシーズン
ロデーズを訪れるベストシーズンは、春から夏にかけてです。
ロデーズはそんなに小さい街ではないので、私が訪れた1月でもお店も営業していましたし、大聖堂や美術館にも入ることができましたが、観光には春から夏の方が断然楽しいです。
美しい花が咲いていたり、マーケットの規模が大きかったりと、その街の良さをもっと見ることができます。
その分観光客も増えるので、スリに気をつけたりしてくださいね!
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ロデーズの治安
ロデーズは、この地域の中では比較的人口が多く、大きな街です。
トゥールーズというフランス第4の都市からの鉄道も通っていて、さまざまな場所からの観光客も来る場所なので、狭い路地などでは充分気をつけて行動するようにしましょう。
夜はなるべく出かけない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着ような服装をオススメします。
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
ロデーズの近郊の街や村
ロデズの周りには美しい村や街がたくさんありますが、特におすすめしたい3カ所を紹介します。
コンク(Conques)
フランスの最も美しい村のひとつにも選ばれている、コンク。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路ともなっています。
こちらへは、2度訪れたことがあり、Youtube動画で2022年に訪れた時のことを紹介しています。
もしよければぜひご覧ください。
ベルカステル(Belcastel)
ベルカステルはロデーズから車で30分くらいで行くことができるフランスの最も美しい村に選ばれている村です。
この村は人口200人ほどの、ほとんどが住宅地でとてもフランスの村らしいところです。
見どころはとても高い位置にあるお城です。
ベルカステルは美しい(ベル)城(カステル)という意味です。
お時間ありましたらぜひ動画もご覧ください!
サン・テュラリー・ドルト(Saint Eulalie d’Olt)
ロデーズと同じアヴェロン県にある、こちらもフランスの最も美しい村のひとつにも選ばれている村、サン・テュラリー・ドルトです。
コンクやベルカステルほど有名ではありませんが、石造りの家々が大変美しい村で、私たちが訪れた5月末はバラがとても素晴らしく咲いていた時期でした。
こちらの村については、ブログやYoutube動画で紹介しているので、もしよければぜひご覧ください。
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ロデーズのおすすめ観光場所
ロデーズは小さい街ですが、大きな美術館が2つあるので、そこでゆっくりみて過ごすなら、滞在時間は半日くらいあるといいと思います。
以下でどんな場所が見所なのか紹介していきます!
Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption de Rodez(ノートルダム・ド・アソンプション大聖堂)
ロデーズで一番存在感のある建物ノートルダム・ド・アソンプション大聖堂です。
遠くからでも存在感がすごいです。
この大聖堂は、1277年に工事が始まり、1542年に完成しました。
大聖堂は、1276年に鐘楼が倒壊して破壊された、古いロマネスク様式の大聖堂の上に建てられました。
建設に約300年近くかかっていますが、百年戦争やペストの流行があり中断したため、完成までに時間がかかりました。
大聖堂は、南ゴシック様式(トゥールーズゴシックともいうらしい)とフランボワイヤン(華やかな)ゴシック様式の建物です。
私たちが訪れたのは1月だったので、まだクレッシュがありました。
大聖堂内は大変美しい絵がたくさんあって、美術館にいるようでした。
紹介しているのはごくごく一部ですが、これらが無料で見ることができて、本当に幸せです。
オルガン。
大聖堂に飾られているステンドグラスは本当に美しかったです。
大聖堂の聖歌隊を照らす7つの現代的なステンドグラスは、ステファン・ベルゼールという画家がアトリエ・デュシュマンと共同でデザインしたものです。
この下の写真のうちの多分モダンっぽい、下の2つがそうではないかと思います。
彼の作品は、2002年から2003年にかけて開催されたコンテストで選ばれました。
旧イエズス会大学の礼拝堂Chapelle de l'ancien collège des Jésuites
こちらもロデーズにある礼拝堂で、旧イエズス会大学の礼拝堂です。
この17世紀に建てられたバロック様式の礼拝堂は、現在一般公開はされておらず、イベントやコンサートが催される時のみ使用されます。
少し離れた場所から見るとこんな感じです。
礼拝堂とは思えない大きさですよね!!
その隣にある素敵な建物は県庁だそうです。
【Chapelle de l'ancien collège des Jésuites】
住所:Pl. du Maréchal Foch, 12000 Rodez
電話番号:0033 5 65 73 80 30
Musée Soulages
2014年に開館したスーラージュ美術館は、ピエール・スラージュの絵画、スケッチ、版画作品を展示している美術館です。
先日フランスのニュース番組を見ていたら、こちらの美術館について紹介していて行ってみたいなと思っていたのですが、今回は急遽寄ったため時間がなく立ち寄ることができませんでした。
次回訪れる機会があればぜひ行ってみたいです!
街の道路には、どこにあるか案内の表示も!
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【Musée Soulages】
住所:Jardin du Foirail, Av. Victor Hugo, 12000 Rodez
電話番号:0033 5 65 73 82 60
営業時間:火〜金曜日 10:00–13:00 14:00–18:00 土・日曜日 10:00〜18:00 休館日:月曜日
入館料:12ユーロ(2024年1月現在)
ホームページ
Musée Fenaille
1937年からあるMusée Fenailleという考古学博物館です。
石油産業の先駆者で、辣腕のコレクター、またオーギュスト・ロダンの庇護者でもあったモーリス・フナイユを含む1,000人の寄贈者によって、できた博物館です。
この博物館には、先史時代後期の神秘的な彫像から、オーギュスト・ロダンが作成したフェナイユ夫人の肖像画を含む作品が、広さ2,000m²を超える場所に収められています。
今回私たちは時間がなくて、ミュージアムショップだけ少しみました。
トートバッグが結構可愛かった!
【Musée Fenaille】
住所:14 Pl. Eugène Raynaldy, 12000 Rodez
電話番号:0033 5 65 73 84 30
営業時間:火〜金曜日 10:00–13:00 14:00–18:00 土・日曜日 10:00〜18:00 休館日:月曜日
ホームページ
街中にはたくさんの素晴らしい建物や歴史的建造物に選ばれている建物があります
○Maison Canoniale
ここは、サンティアゴ・デ・コンポステーラに向かうための人が休んだり、教会などで働く人が住むための家で、15世紀に建てられました。
中庭には、巡礼者のシンボルであるホタテ貝とマルハナバチで飾られた15世紀の砂岩の井戸があるそうです。
○Préfecture de l'Aveyron
現在は、アヴェロン県の県庁となっている建物です。
1943年6月8日、ゲシュタポの拷問を受け、ドイツ行きの列車の中で44歳の若さで亡くなったジャン・ムーラン県知事の邸宅でした。
○La poste
郵便局の建物もとても素敵でした。
(調べましたが、建物についての情報は見つけられませんでした。)
ロデーズのマルシェ(朝市)
ロデーズのマルシェは、週に3回行われています。
住所が書かれているアドレスをクリックすると、Googleの地図に飛びます。
水曜日の午前中 (place du Bourg )開催時間:8:00 -12:30
金曜日の午後( la Maison des associations, avenue Tarayre サクレクール教会の後ろ側だそうです) 開催時間:13:30 - 18:30
土曜日の午前中(place du Bourg, place Emma Calvé, rue Frayssinous et boulevard d’Estourmel ) 開催時間:7:00-12:30
マルシェは土曜日が一番大きい規模のようです(4カ所で開かれていますからね。)
ロデーズのマルシェは、あの近辺ですと、一番大きくて有名なので、私もいつか必ず行ってみたいと思っています!(行ったらまた追加で写真載せますね!)
ロデーズのマルシェについては、観光案内所に詳細が書かれていたので、こちらも参考にしてみてください→こちら
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ロデーズのお菓子屋さん・Les chocolats Yves Thuries
私たちは、旧市街にあるお菓子屋さん、Yves Thuriesで買い物をしました。
実はこちらのお店、フランスに店舗がたくさんありました!
Youtubeの動画内でも私があるどこかの街で見たことがある!と言っていますね。
こちらのお店、メインはチョコレートです。
チョコレート、どれもこれも美味しそうで、買えばよかったと後悔しました(実は自宅近くの町にもあるので、そこへ行けばいいんですけどね^^;)
今回購入したのは、下の写真の棚の上にあるこちらです。
こちらは、クロッカンというビスケットで、私が買ったものはコルド風というこの地域の名産です。
サクッと歯応えのある軽めの生地に、ちょっと甘めなビスケットでした。
噛むとナッツの味が広がります。
以前コルドシュルシエルへ行った時に、レストランのデザートで注文して美味しかったので、買って帰りましたが、また今回も見つけたのでゲットしました!
もうひとつはピスタチオが入った、チョコレートバーも買いました。
そちらはぜひYoutubeでご覧ください♪
【Les chocolats Yves Thuries】
住所:10 Rue Neuve, 12000 Rodez
電話番号:0033 5 65 67 33 58
営業時間:月曜日 14:00–19:00 火曜〜土曜日 9:30–13:00 14:00–19:00 定休日:日曜日
ホームページ
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ランチを食べたロデズのレストランLe Coq de la Place
ロデーズを訪れたときは、すでにお昼過ぎだったので、ランチを食べにレストランに入りました。
お酒の数がかなりありましたし、営業時間が1時までとなっているのでバーがメインのお店のようですね。
私たちがいただいたもの。
彼が食べたものは鹿のお肉。
私はタルティフレットというジャガイモのグラタンです。
雪が降って寒かったので、温かい食事が食べれてとてもうれしかったです。
店内の雰囲気はとても良く、特に一人で来ている常連さんばかりでした。
注文をとってくれるスタッフの男性がとっても親切な方でした。(日本だとちょっと馴れ馴れしいと思われるかもですが、フランスの地方都市とかだとこういう方はみんなに喜ばれる気がします!)
窓を見ると、雪が止んだようだったので観光をしに外へ出かけました!
【Le Coq de la Place】
住所:1 Pl. d'Armes, 12000 Rodez
電話番号:0033 5 65 68 04 69
営業時間:8時〜1時 定休日:火曜日
ロデーズのホテル
今回ロデーズでは、ホテルに泊まらず、私たちはトゥールーズへ行きました。
私は月1〜2回ホテルに泊まりますが、ほとんどBooking.comから予約しています。
ホテルの数の多さももちろんですが、毎回利用しているので、住所など記入する必要もないですし、ホテルでの支払いのところが多いです。
またキャンセルも数日前まで無料のことが多く、キャンセル無料は今日までですとメールで教えてくれます♪
ロデーズへの行き方
ロデーズへはバスあるいは車で行くことができます。
ロデーズの駐車場
私が訪れた日は、雪のため、いくつかの道が通行止めになっていて、私たちは、ここの駐車場に停めました。
通りの名前は、Bd d'Estourmelで、下の地図を載っている場所です。
駐車した際に、料金を支払う機械でお金を払って、車の中から見える場所に置いておくのを忘れないようにお願いします!
ロデーズへ電車での行き方
ロデズへ電車で行くことができます。
電車は一番近くの大きい街ですと、トゥールーズから行くことができます。
トゥールーズからロデーズまでの電車の時刻表⇨こちら
ただ駅から中心地までは歩くと20分以上かかりますが、バスに乗ればもう少し早く着くと思います。
ロデーズのバスは黄色で可愛かったです。
まとめ
今回は、ロデーズというフランス南西部にある街を紹介しました。
とても小さい街ですが、トゥールーズから電車でも行くことができますし、何よりあの素晴らしい大聖堂をぜひ、機会がありましたら、みていただきたいです!
私はロデーズがあるアヴェロン県が大好きで、何度も訪れています。
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なども紹介しています。
他の街や村へも行きましたが、現在ブログを編集中ですので、ぜひまたブログも見にいらしてくださいね!
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