こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
フランスの南西部・オクシタニー地域圏にある街、カステルノダリー(Castelnaudary)は、カスレの発祥の地と言われています。
わたしはフランス料理の中でもカスレは大好物で、今でも年に何度か訪れる南西フランスへ行くとと必ずいただきます。
村を歩いていると、カスレのレストランも見つけることができます。
今回は、カステルノダリーのカスレと、カステルノダリーについて紹介したいと思います。
Contents
カステルノダリーの基本情報
カステルノダリーは、オクシタニー地域圏、オード県にある人口約1,2千人の小さな街です。
カステルノダリーを歩いていると、カスレを専門に扱うレストランをあちこちで見つけることができます。
市内には缶入りのカスレの工場などを発見しました。
フランスの高速道路では、地名の説明に絵を利用していますが、カステルノダリーでは、カスレのような絵が描かれていました。
カスレの歴史
カスレは100年戦争のときにできた食べ物とされています。
カステルノダリーは戦争中、イギリス軍からひどい攻撃にあいそのとき生の野菜などの食べものがなくなりました。
そこですべてのものを煮込んで作った料理、カスレが作られるようになったと言われています。
カスレに使われている白インゲンは、以前はフェーブ(そら豆)を使っていたそうですが、イタリア人がペルーから持ち帰った白インゲンをカステルノダリーに持ってきてから白インゲンが使われるようになったそうです。
地域によって少しずつ違うカスレの種類
カスレには3箇所で独自のカスレが存在しています。
- トゥールーズのカスレ
- カルカッソンヌのカスレ
- カステルノダリーのカスレ
そしてどこの地域も自分のが一番と言っているそうです。
正直私的にはどこのレストランでもそこまで違いはないように思えますが、地域によっての違いをいかにまとめてみました。
またカスレは軟水のお水を使って作られます。
そうです!この地域のお水は軟水です!
私も以前トゥールーズに住んでいましたが、ケトルにカルキがそんなにつかなくて驚きました。
(パリや私の今住んでいる南仏はカルキがすごいです)
トゥールーズのカスレ
トゥールーズのソーセージ、鴨のコンフィ、玉ねぎ、ちょうじ(ハーブの一種)、シャプリュール(パン粉)、白インゲンを使うそうです。
このカスレは、トゥールーズのレストランで食べたカスレです。
トゥールーズについてはブログでも詳しく紹介しているので、もしよければぜひご覧ください。
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ただ、正直、カステルノダリーのカスレとの違いがわからなかったです笑
カルカッソンヌのカスレ
イワシャコ(キジ科)と言う食用の鳥、ムートン(羊の肉)を使ったものがオリジナルだそうです。
カステルノダリーのカスレ
ガチョウのコンフィ、豚肉、豚肉の皮、ソーセージ、人参、ねぎ、セロリ、白インゲンなどを入れるそうです。
カステルノダリーではここがオススメ!メゾンデュカスレ(Maison du Cassoulet)
2019年の2月と10月にカステルノダリーでカスレをいただきました。
わたしたちが行ったのはメゾンデュカスレ(Maison du Cassoulet)というカルカッソンヌやトゥールーズにも店舗を持つレストラン。
場所はこちらです。
私が頼んだのはもちろんカスレです。
カスレはたっぷりはいってたので、食べきれず、彼に手伝ってもらいなんとか完食!
デザートには私はクレームブリュレ、彼はカフェグルマン。
とても美味しかったです。
2回目に行ったときは夜で、一階席は満席で、地下の席を利用しました。
帰る頃にはわたしたちだけになっていました。
なるべく予約したほうがいいとは思いますが、こちらのレストランはかなりの人数を店内に収容できるので、よっぽどではない限り大丈夫だと思いますが、心配な方はなるべくされたほうがいいと思います。
以下に載せていますホームページにはフランス語だけでなく、英語、スペイン語も選択できますし、メールで予約することもできます。
ぜひ、いらっしゃった際はカスレを頂いてみられてはいかがでしょうか。
住所:24 Cours de la République, 11400 Castelnaudary
電話番号:04 68 23 27 23
営業時間:ランチ 12時〜14時 ディナー 19時半〜21時半 (毎日営業)
ウェブサイト:http://www.maisonducassoulet.com/
2024年10月に再訪
2024年10月に、夫が出張でトゥールーズに行くことになったときに、私も一緒に行きました。
私の住むプロヴァンスからトゥールーズへ行く途中に、カステルノダリーに寄り、また大好きなカスレをいただきました。
5年こちらのお店で食べていない間に、4ユーロ値上がりしていました。
店内の様子。
カスレも購入できます。
カステルノダリーを観光
カステルノダリーで、カスレを食べた後は、お腹が苦しくなること間違いないと思うので、ぜひ街の中をお散歩してみてください。
遠くから教会が見えたので近くまで行ってみました。
サンミッシェル教会(Eglise Saint Michel de Castelnaudary)
遠くからも一際目立つサンミッシェル教会。
日曜日だったので、開いていなくて残念でした。
サンジャンパプティス教会(Église Saint-Jean-Baptiste de Castelnaudary)
こちらも残念ながら開いていませんでした。
戦争で亡くなった方への慰霊碑
戦争で亡くなった方への慰霊碑がありました。
街並み
カステルノダリーの街並み。
カステルノダリーへの電車とバスでの行き方
カステルノダリーへの行き方は2つあります。
- トゥールーズからTERでカステルノダリーへ行く方法
- トゥールーズからバスでカステルノダリーへ行く方法
トゥールーズからTERでカステルノダリーへ行く方法
トゥールーズのマタビオ駅(Toulouse Matabiau)からTERに乗って行くことができます。
マタビオ駅は、中心地にある鉄道駅です。
そこから50分ほどでいけます。
カステルノダリーの鉄道駅からは例えば、先ほどおすすめしたレストラン・メゾンデュカスレまで歩いて10分ほどです。
電車の時刻はコチラをご覧ください。
トゥールーズからバスでカステルノダリーへ行く方法
トゥールーズのバスターミナルからも955番というバスで行くことができます。
上記に書かれていたマタビオ駅の隣にあります。
一日7便で、1時間半程かかります。
時刻表は探したのですが古いものしか見つからず。
でもそこまで変わっていないと思うので、もしよければコチラをご参照ください。
まとめ
カスレの発祥の地と言われているフランス南西部のカステルノダリーについてご紹介しました。
わたしは、カスレがフランス人が好きなフランスの名物ベスト5には入ると思っています。
なぜなら、トゥールーズなど、南西部のレストランへ入ると、観光客風のフランス人はだいたいカスレを食べているからです。
カスレは地域によっても、またお店によっても本当に様々で、ぜひ皆様もお気に入りみつけていただければなと思います。
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