こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
今回は南フランスの街、サン・レミ・ド・プロヴァンスを紹介します。
サン・レミ・ド・プロヴァンスはゴッホのゆかりの地として知られているため、世界中のゴッホファンが訪れる人気の観光地です。
街についてやオススメの観光、公共交通機関での行く方法などを詳しく紹介していきたいと思います。
2021年夏に訪れた時のことをYoutubeにて紹介しています。
もしよければぜひこちらも併せてご覧ください
Contents
サン・レミ・ド・プロヴァンスの基本情報
サン・レミ・ド・プロヴァンスはアヴィニョンの南に位置している街で、アヴィニョンから20キロと少し離れています。
地図で見ると以下のようにになります。
サン・レミ・ド・プロヴァンスは、人口は1万人弱のため、周りにある近郊の村に比べると大きい街に入ります。
観光業が発展しているので、仕事も近郊の村に比べるとある方だと思いました。
サン・レミ・ド・プロヴァンスの簡単な歴史
1642年、ルイ13世がモナコの王子にサン・レミ・ド・プロヴァンスをあげます。
王子はそれをとても喜びましたが、多忙のため街を支配できず、王子の部下のPistoyeと言う家族が代わりに街を管理するようになります。
その家族のことをサン・レミ・ド・プロヴァンスの市民は好きではなかったけれど、モナコとの関係は良好で、モナコの人がヴァカンスで来るようになったこともあり、景気が良くなり、現在残っているような素敵な家がどんどんできるようになりました。
しかし、変わらずPistoyeファミリーのことをよく思っていなかった市民は、フランス革命が起こったときにPisyoyeの家族を追い出すことに成功、再びフランスになって独自の文化を築き始めます。
19世紀には新しい運河が近くにできたおかげで、アザミや穀物などが多く栽培できるようになりました。
また、1874年には鉄道駅ができて収穫したものをあちこちへ輸出することができて経済が大変良くなりました。
(鉄道駅は1950年になくなっています)
1950年以降は、アーティストが多く住むようになって、アートの街としても発展していきます。
20世紀になるときに世界を騒がせた"ノストラダムス"の出生地でもあります。
サン・レミ・ド・プロヴァンスを訪れるベストシーズン
サン・レミ・ド・プロヴァンスを訪れるベストシーズンは、春から秋くらいにかけてです。
特に春夏は観光客も多く、ヨーロッパのあちこちから観光客が来て、フランス語よりも英語が飛び交っています。
水曜日に行われるマルシェの規模も大きく、歩いているだけで楽しいです。
冬は閑散期のため、たくさんのお店が閉まります。
ですが、お店ごとにクリスマスのデコレーションが行われていて、それを見にくるだけの価値があるくらい素敵です。
サン・レミ・ド・プロヴァンスの治安
サン・レミ・ド・プロヴァンスはそんなに治安の悪い街ではありません。
近くにエガリエールなどの別荘で使用される村などがあって、そういった人たちが買い物などで訪れるのでかなり治安はフランスにしてはいい方だと思います。
しかしここはフランスです。
夜はなるべく出かけない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着ような服装をオススメします。
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
サン・レミ・ド・プロヴァンスの近隣観光スポット
サン・レミ・ド・プロヴァンス近くにはオススメしたい村や街がたくさんありますが、今回は2カ所紹介します!
アルル(Arles)
アルルはゴッホが住んだことがある街としても有名で、ゴッホファンが毎年たくさん訪れます。
またそれだけではなく、円形闘技場も有名で街のシンボルとなっています。
毎週土曜日に行われているマルシェは大変大規模なもので、地元の人はもちろん、観光客も多く見かけます。
以前Youtubeに投稿した動画もぜひご覧ください!
レ・ボー・ド・プロヴァンス(Les Baux-de-Provence)
中世の時代に人口4,000人を超える大規模な要塞都市であったレ・ボー・ド・プロヴァンスは、現在は廃墟となり、フランスの最も美しい村のひとつに選ばれた村となっています。
また、村には光の石切場(Carrières des Lumières)があり、プロジェクターを使用して、毎年違ったテーマの巨大な画像を見ることができます。
2023年はフェルメールからヴァンゴッホへというオランダの画家がテーマの映像でした。
その訪れた時の動画をYoutuneにて公開しています。
ぜひご覧ください!
サン・レミ・ド・プロヴァンスのオススメの観光場所を紹介!
サン・レミ・ド・プロヴァンスは見所がたくさんある街なのでひとつひとつ紹介していきます。
インスタ映えするような可愛らしい建物がたくさん!散歩がとても楽しい
街並みは本当に可愛いです。
やはりモナコの影響もあってかカラフルだなぁ〜と思いました。
Jaume Roux通りにはこのようなレトロで可愛らしい雰囲気のお店がいくつか見つけることができます。
このRue de la Commune(コミューヌ通り)もとても可愛い細い通りです(この細い通りに車が通ったりするので写真を撮ってる間などちょっと注意が必要です!)
サン・レミ・ド・プロヴァンスは観光地慣れしてるなと思いました。
その理由のひとつが、こちら。
街についての説明がこういったものであちこちに出ているんです。
そして英語がかなり通じます。
すでに気が付きましたが、フランスだけでなく、ヨーロッパのあちこちから人が来ています。
駐車場にはベルギー・ドイツ・オランダ・イギリスなどあちこちからのナンバープレートを見かけることができました。
サンレミの教会"Église Catholique Collégiale Saint-Martin"
教会は最初の地図の①の場所にあります。
教会はもともと14世紀にできたものですが、19世紀のはじめになくなってしまい、その後作り直したのだそう。
後ろにある鐘楼だけは14世紀のまま残っているようです。
あとは一部教会内もまだ残っているようです。
教会内を覗いてみると14世紀のまま残っている箇所が結構多い印象でした。
この天井の一部の色が剥がれているようでしたが、それはそれで味があってわたしは素敵だなと思いました。
Youtube動画では教会でオルガンの音を聞くことができた場面も載せています。
お時間ありましたらぜひご覧ください。
※教会の場所は上の地図の①の場所です。
私が訪れたときは正面口は閉まっていて、横から(正面から見て右側)から入りました。
ノストラダムスの生家を訪れる
1503年12月14日、占星術師のミシェル・ド・ノストラダムス・ディット・ノストラダムスが生まれました。
彼は、ここ、サン・レミ・ド・プロヴァンス出身です。
中には入れませんが、家の前で私たちのように写真を撮ったりしている方がいました。
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雑貨屋巡り
たくさんの雑貨屋さんがあります。
この通りを越えたところにはずっと可愛い雑貨屋さんが続いています。
※地図で②のところで、コミューヌ通り(rue de la Commune) というところです。
ずっと進んでいって市役所そばのところもかわいい雑貨屋さんがたくさんあります。
建物さえも可愛いですよね。
ちょっとした可愛いものに目がないわたし。
南仏モチーフの可愛い雑貨に目が釘付けでした。
みなさんも訪れたら、お気に入りの雑貨屋さん、見つけてくださいね。
ゴッホのゆかりの地をめぐる
街のあちこちにゴッホの絵とその説明が書かれています。
また、街の南にはゴッホが晩年に療養していた修道院"Monastère Saint-Paul de Mausole(サン=ポール=ド=モーゾール修道院)"があります。
中心地から歩いておおよそ30分ほど。(1.7〜8キロくらいです)
アルルで耳切事件が起こった後、ゴッホは1年余りサンレミの精神病院に入院しました。
ゴッホの病室を病院に隣接するサン・ポール・ド・モーゾール修道院の2階に再現されています。
ホームページはコチラ。
入場料は7ユーロ(2022年9月現在)かかります。
またサン・ポール・ド・モーゾール修道院を訪れたときの動画をYoutubeにて公開しています。
ぜひご覧ください。
サン・レミ・ド・プロヴァンスのマルシェは水曜日と土曜日の午前中
水曜日と土曜日の午前中にマルシェが行われています。
水曜日の方が大きいとのことで、わたしたちも水曜日に行きました。
マルシェは市役所前から教会までの道なりに続いています。
私は夏頃にしかこのマルシェに入ったことがありませんが、食品よりも雑貨系が多い印象です。
この下の写真のマーケットは上の地図で②と書かれた横断歩道を渡った先の通常は駐車場になっているところの写真です。
南仏らしい蝉の飾りがたくさんありました。
ハーブ系は、お土産で日本までも持って帰れるのでオススメです♪
お花屋さんでは今旬のお花がたくさんありました。
予算に合わせてブーケを作ってくれたり、自分でこれとこれ!とお花を持っていってもブーケにしてくれます。
中心地にあるいつもとても混んでいるオリーブやさん。
ここのオリーブはもちろん美味しいですが、私たちはドライフルーツも大好きです。
ドライフルーツなら日本にも持ち帰れるのでオススメです!
サン・レミ・ド・プロヴァンスのマルシェは、夏の時期はフランスだけでなくヨーロッパのあちこちから、そして世界各地からたくさんの観光客でいっぱいになります。
貴重品の管理や、感染対策など十分お気をつけてマーケットを楽しんでくださいね。
2022年9月にマルシェに訪れたときの動画をYouTubeにて公開しています。
雰囲気や、購入したものやおすすめのものも紹介しているのでみなさんの参考になると嬉しいです。
サンレミのスペイン料理のレストランL'Estagnol(2024年9月現在、閉店したようです)
私達が入ったレストランは、スペイン料理の"L'Estagnol"というレストランです。
※地図の③の場所にあるところです。
頂いたのはランチのメニュー。メインとデザートで16ユーロでした。
メインはファルシ料理。
デザートはパンナコッタ。
12時過ぎくらいにお店に入ったときはまだガラガラで、注文してすぐ持ってきてくれました。
回転もいいし、一緒に出てきたパンもとーっても美味しいし、食後に注文したコーヒーも美味しくて大変満足したレストランでした。
サービスの女の子がテキパキしていてよかったし、キッチンにいた男性をパパと呼んでいたので家族経営なのかなと思いました。
帰る頃はほぼ満席でした。
サン・レミ・ド・プロヴァンスにはレストランがたくさんありますが、もし悩まれた際はこちらにいらっしゃるのはいかがでしょうか。
一人で食べているアジア人の女性も見かけました。
確かに女性一人でも入りやすそうだなと思いました。
【L'Estagnol】
住所:7 Boulevard Marceau, 13210 Saint-Rémy-de-Provence
電話番号:0033 4 90 92 05 95
営業時間:火曜日〜日曜日:12時〜14時・ 19時15〜21時半 定休日:月曜日
ホームページ
サンレミでおすすめ!美味しいアイス屋さん
私たちが行ったのは、 Le Beau Barというアイスクリームやさんです。
たくさんの人がここでアイスを食べていたのが美味しそうだったので、私たちもこちらでアイスを食べることにしました。
私が選んだのは、フランボワーズとレモン、 彼はラベンダーとピスタチオを選びました。
自家製アイス(ソルベ)はさっぱりとしていて甘すぎずとても美味しかったです!
人気の理由がわかります。
サンレミまでの公共交通機関での行き方と駐車場
サン・レミ・ド・プロヴァンスまではもちろん車でもいけますが、バスでもわりと行きやすい場所となっています。
以下で詳しく説明していきます。
サン・レミ・ド・プロヴァンスまで行くことができるバス
は以下の2つです。
●アヴィニョン(Avignon)⇔サン・レミ・ド・プロヴァンス間を走るバス・707
●アルル(Arles)⇔カヴァイヨン(Cavaillon)間を走るバス・704
と以上2つのバスで行くことができます。
バスの停留所は地図の④のところです。
707番のバスの時刻表はコチラをご覧ください。
→こちらのバスは割と多く運行しています
704番のバスの時刻表はコチラです。
→こちらのバスの運行はとても少ないのでよくご確認の上、ご利用ください。
車で行く際のオススメ駐車場
サン・レミ・ド・プロヴァンスは、駐車場を探すのが難しいです。
特に夏のヴァカンス時期、マルシェが行われているときは本当に大変です。
私達が今回停めた駐車場はこちら。
一見小さいのですが、かなり奥まで行くことができます。
ただ、だだっ広いところにみんながばーっと車を停めている感じなのでセキュリティなど全く適当です。
貴重品などはくれぐれも車の中から見えないように、できるだけお持ちになることをおすすめします!(フランスの駐車場が置き引きが多発しています)
まとめ
今回は、サン・レミ・ド・プロヴァンスについて紹介しました。
サン・レミ・ド・プロヴァンスはアクセスもよく、小さい町なので、半日もあればじゅうぶんまわれて女子一人旅にもおすすめです。
ぜひ機会があれば南仏を訪れた際にいらしてみてはいかがでしょうか。
美しい街並みに、可愛いお店の数々、優しい地元の人々と楽しめること間違いなしです。
旅行の計画を立てるなら、南仏版の地球の歩き方が便利です♪
\\SNSアカウントやYoutubeでもフランス生活の発信をしています//
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