プロヴァンス地方

南フランスでミモザを見るならここ!!ミモザ街道の村タヌロン(Tanneron)へ行こう♪ ミモザ生産者さんのお店で買い物、食事をしたレストランなども紹介!

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ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!

私の住む南フランスでは12月中旬くらいからだんだんと、ミモザをマルシェやお花屋さんで見かけるようになります。

南フランスの朝市で販売されているミモザ

これらのミモザはほとんど、私の住む南フランスで生産されていることが多いです。

私は南フランスに住むまで、フランスがミモザの産地であることを知りませんでした。

そこで今回はミモザ街道の村のひとつ・タヌロン(Tanneron)を紹介します。

2021年にタヌロンを訪れたときに撮影した動画をYoutubeにて公開しています。
もしよければこちらも併せてご覧ください!

ツイッター(X)でも訪れた時のことなど紹介しているので、もしよければぜひご覧ください。

ミモザ街道とミモザの歴史について紹介!

ミモザ街道とはボルム・レ・ミモザ(Bormes les Mimosas)からグラース(Grasse)まで通っている130キロに及ぶの街道のことで、その街道沿いにはミモザを栽培したり、見ることができる8つの村や町があります

ミモザ街道の街や村には下の写真にあるような標識を見つけることができます!

ミモザ街道の村、タヌロン

ミモザ街道の中でも特にタヌロンとマンドリューラナプールはミモザの生産が特に盛んで、その街に行く途中の車の中から1月から2月くらいまではミモザを楽しみながらドライブをすることもできます。

かんたんな歴史

このミモザはもともとオーストラリア産でした。

18世紀の後半、当時植民地だったオーストラリアにイギリス人のボタニストなどがオーストラリアから持ち帰った花のひとつだったようです。

イギリスの気候では今の南フランスのように自然に育つことは難しく、キューガーデンでイギリスはじめてのミモザが咲いたと言われています。

1850年ごろ冬にバカンスに来ていたイギリス人の伯爵たちよって、南フランスのいくつかの街(ニース、カンヌ、サン・ラファエルなど)にミモザが持ち込まれたそうです。

1864年にカンヌの城の庭に園芸家によって植えられたミモザ、1880年ごろには街のあちこちで咲き始めるようになり、19世紀後半には人の手を借りずに自然に毎年美しく花開くようになっていきました。

タヌロンはミモザの街

ミモザ街道の街のひとつタヌロンは、フランスのミモザの生産が最も多い街のひとつです。

そのためか、街の中にミモザの木があるのはもちろん、ミモザをみんなで大切に思っているのが感じられます。

案内板にもミモザが飾られています。

ミモザ街道の村、タヌロン

お店の前にもミモザが飾られています。

ミモザ街道の村、タヌロン

人形にも飾ってありました。

ミモザ街道の村、タヌロン

私たちが駐めた駐車場の近くの家の前にもミモザが飾ってありました。
そして偶然にも可愛い猫ちゃんが椅子に座っていました♡

ミモザ街道の村、タヌロン

タヌロンの村を歩くだけでミモザの木をすぐ見つけられます!

ミモザの花が咲く時期は12月末から2月くらいまで。

早い時期と遅い時期は多くの場合、農家の方によって栽培されているものが多いです。

村でミモザを楽しめるのは1月中旬くらいから2月上旬くらいまでです(時期や天候などによって毎年変動しますので、この時期に絶対観れるとは限りませんのでお気をつけください!!)

わたしは2022年の1月下旬に訪れました。
ミモザはほぼ満開からちょっと終わりかけでした。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

天気が良かったので、黄色が青空に映えますね!

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

わたしが写真を撮った場所から向こうまでミモザが咲いているのが見えます。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

本当に美しかったです。
ミモザにもハチがかなり留まっているので刺されないようにお気をつけくださいね!

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザとはち

生産者さんのお店で買い物(購入品も紹介♪)

生産者さん、Vialさんという方のお店で買い物をすることができます。
場所はこちらです。

中心地から歩いていくことができますが、ランチ時間にお店は閉まったり、時期によっては午後のみ開いていたりするのでよくご確認ください。

私が2022年に訪れた時は午前と午後に営業していましたが、2023年に行った時は午後のみの営業でした。
下の黒板にも月曜日から土曜日までの14時から18時までと書かれています。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

生産者さんのお店の入り口。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

お店の右側には実際に住んでいらっしゃる家があったりして、多分引退されている家族の方が日向ぼっこされたりしてるとボンジュール!なんて気軽にあいさつしてくれます♪

店内の様子。
これは2022年に訪れた時の店内です。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

タオル。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

雑貨や食品など。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

店内ではミモザも購入することができます。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者さんのお店

生産者さんのお店なので、実際に育てていた方から直接買うことができるので、その時の話なども聞くことができて嬉しかったです。

私がお店で買ったものはこちらです。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ生産者産のお店での購入品

特にお気に入りだったのはキャンディとハチミツ、マグネットです。
キャンディは本当に美味しくて、2023年に訪れた時も買いました。

ミモザを楽しめるハイキングコースを紹介!

これはタヌロンではなくマンドリューラナプールに近いですが、ミモザが咲く1月〜2月の頃に遊歩道を歩きながらミモザを楽しむことができます。

場所はこちらです。

2023年の1月に初めて行きましたが、私が訪れた1月上旬はミモザを楽しむにはまだかなり早かったです。
遊歩道の入り口はこんな感じです。

ミモザを楽しめる遊歩道

まだミモザはパッと見た感じあまりなさそうですよね。

入り口には案内板もいろいろありました。

ミモザを楽しめる遊歩道

私たちが到着した場所は緑色の①で、そこから②まで歩きました。
下の地図もご覧ください。

ミモザを楽しめる遊歩道の地図

①から②までの距離は1.2キロと書いてありましたが、30分以上かかりました。
多分写真を撮ったりしていたからだと思います。

一部では美しいミモザを楽しむことができました。

ミモザを楽しめる遊歩道

眺めの良い場所がありましたが、ここのあたりにはあまりミモザはありませんでした。

ミモザを楽しめる遊歩道

途中で誰かが小屋?というか家?を作ろうとしたのがありました。

ミモザを楽しめる遊歩道

地元の人らしき方々は結構ミモザを刈り取って持ち帰っていました。

このハイキングコースから私たちの目的地だったタヌロンまで行くことができるようでした。

ミモザを楽しめる遊歩道

ただ距離は結構あると思います。
そして上りです。

私たちは車を置いてきていたので、もと来た場所まで戻りました。

ミモザが満開の時にいつか来てみたいです!

2023年1月上旬にも行きました

私たちが訪れた2023年はミモザが少し咲くのが遅れていたため、村の中心地は2022年の時よりもミモザがたっぷり咲いている感じではありませんでした。

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

しかし、先ほど紹介した生産者さんのところで栽培しているミモザが近くにあると教えてくれたのでそこに行くとミモザがたくさんありました!

ミモザ街道の村、タヌロンのミモザ

私たちがタヌロンへ行ったのは16時過ぎていたので、空が赤くなってきて綺麗でした。

ミモザ街道の村、タヌロン

生産者さん所有のミモザ畑は、私たちが訪れた時は半分くらい刈り取られていて、刈っている音も聞こえてきたので1週間もしないで全てフランスやヨーロッパのあちこちに向けて出荷してしまうのかなと思いました。

もしみなさんがミモザの時期よりちょっと早めや遅めくらいにタヌロンにいらした際は、生産者さんにミモザはどこで見れるか尋ねるといいと思います♪

タヌロンのおすすめレストラン

私たちはタヌロンを訪れたときにCafé Restaurant des Voyageursというレストランへ行きました。

正面の建物はカラフルでとてもかわいかったです。

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

レストランは市役所の向かい側にあります。
場所は地図でもぜひご覧ください。

私たちが訪れたのは1月下旬でミモザを見る観光客で混んでいるだろうなと思い、前もって予約をしました。

そしてやはり予約をしていない人は入れないと断っていました。

メニューの本はないようで、この黒板に書かれたものだけが注文できるようでした。

私たちは丸のついているものを注文しました。
(店内にもミモザがたくさんありました!)

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

私たちは同じメイン料理を注文しました。

Poupiettes de veau (仔牛のポピエット)という料理です。

詰め物をした仔牛の肉に薄切り肉を巻いて調理したものです。
かかっているのはマッシュルームソースです。

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

お肉がとてもやわからかくて美味しかった!
ソースに付け合わせの野菜を一緒に食べるのも最高でした。

デザートは、彼はクレームブリュレを注文。

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

私はタルトミモザを注文しました。

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

タルトミモザはカスタードクリームが入ったデザートだそうですが、ミモザのシロップ使ってるかも!と思いました。

コーヒーも頼みました。

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

お店はかなり混んでいて、カウンターにはこんなにたくさんのカップやグラスが!

ミモザ街道の村、タヌロンのレストラン

さすがにコーヒーカップは足りなかったみたいで私たちのは洗っていたみたいでした。笑

【Café Restaurant des Voyageurs】
住所:Pl. de la Mairie, 83440 Tanneron
電話番号:0033 4 93 60 66 84
営業時間:7時〜19時まで(日曜日は8時から、水曜日は定休日)
(クリスマス時期などでオープン時間が変わることがあるのでホームページで確認してから行くことをオススメします)

地元のパン屋さんLes p'tits pains d'autrefois

2023年に訪れたときに、もしかしたらパン屋さんにもミモザにまつわる何か面白いものがあるかもしれない!と思い、パン屋さんへ寄りました。

タヌロンのパン屋さん

場所はレストランの向かいです。

店内には特にミモザに関するケーキやパンなどはありませんでしたが、他のものは見つけました!

ミモザのタップナード、シロップ、あとはお砂糖のお菓子。

タヌロンのパン屋さんの店内

そして彼がお砂糖のお菓子が欲しいと買っていました。
これは日本のこんぺいとうみたいなお菓子でした。

私たちは遊歩道でたくさん歩いてお腹が空いていたので、エクレアを買いました。

タヌロンのパン屋さんで買ったエクレア(マロン)

見た目普通のエクレアですが、中はマロンのクリームが入っていました。
とても美味しかったです♪

タヌロンのオススメホテル

タヌロンにはホテルがほとんどありませんが、こちらは個人的にかなり良いなと思ったので紹介します。

先ほど紹介したミモザ農家さんのお店から歩いて10分くらいの場所にあるホテルLes deux chênes à Tanneron villageです。

朝食も込みで、お庭からミモザも見ることができるようです。

こちらはシャンブルドットという、日本でいうペンションで、家族経営をしているホテルです。

ゆっくり泊まって朝からミモザ街道ぞいをお散歩するのも良いですね!

住所:731 Chemin de la Colle d'Embarqué, 83440 Tanneron
チェックイン:15:00
チェックアウト:10:00
詳細はこちら

タヌロンへの行き方

タヌロンまで行くバスはあるそうですが、それは私たちのような観光客用ではなく、学生用のためのバスのためバスでは行くことができないようでした。
(もし行くことができるのをご存知の方がいらっしゃいましたらコメント欄で教えてください。)

タヌロンへは車で行くかあるいは、先ほど紹介した遊歩道を通ってマンドリューラナプールから歩いて行くという選択肢しかないようです。

タヌロンの駐車場

私たちが利用した駐車場はこちらです。

Googleの地図で見るとここしか駐車場を見つけることができませんでした。

ミモザが美しい時期(1月中旬から2月上旬くらいまででしょうか)は駐車場は混みます。
私たちもたまたま空いたところにさっと入れましたが、結構待っている人もいました。

路上駐車をしている人もかなりいたのですが、その辺りは自己責任ですのでお気をつけください。

生活の木さんのYoutubeページに私が作成した2023年のタヌロンの動画を公開しています

2023年2月1日から生活の木さんのYoutubeページに、私が作成した2023年のタヌロンで撮影したミモザ街道の動画を公開しています。

生活の木さんで、2月からミモザの精油を使った季節限定商品のプロモーションを企画しているので、それに併せてわたしの動画を載せたいと大変嬉しい機会をいただくことができました!

自分のためにしか今まで動画を作成したことがなかったので、誰かと相談できたり仲間がいるという気分が味わえてそれはもう幸せな時間でした。

ミモザの時期には少し早かったのですが、運よくたくさん咲いている場所を生産者さんに教えてもらえて撮影することができました。

もしよければぜひご覧ください!

また、生活の木さんのホームページに私について紹介していただいたページがあります。

もしよければそちらもぜひご覧ください!

生活の木さんのホームページに飛びます⇨こちら

まとめ

今回はミモザ街道沿いにある村、タヌロンを紹介しました。

タヌロンは普段はとても静かで観光客もほとんど来ることがないような場所だと思いますが、ミモザの季節は華やかで観光客もたくさん来てとても賑やかです。

タヌロンまで車で向かう途中もたくさんのミモザを見ることもできるので、ぜひ迷惑にならない程度に車を止めて写真を撮ったりしながら楽しむのもと良い思い出になると思います。

ミモザ街道の街のひとつであるマンドリューラナプールで2019年に行われたミモザ祭りに参加しました。
その時のことについてブログで紹介していますので、もしよければぜひご覧ください。

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また、マンドリューラナプールで2023年に行われたミモザ祭のパレードの様子を動画にて紹介しています。

お時間ありましたらぜひご覧ください!

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