こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2024年2月に南フランスの街マントンのレモン祭りを訪れた後に、イタリアの村、バヤルド(Bajardo)へ行きました。
こちらを訪れた時の動画をYoutubeにて公開しています。
もしよければぜひご覧ください。
バヤルドの基本情報
バヤルドは、リグーリア州インペリア県にある、人口約380人のとても小さな村です。
一番近くにある大きな街は、サンレモという音楽祭で有名なイタリアの街で、そこから24km、山道を上がって、車で約45分弱で行くことができます。
バヤルドでは、ワインの葡萄、オリーブやナッツの木が栽培されています。
バヤルドの簡単な歴史
バヤルドの歴史は大変古く、紀元前1000年ごろには、バヤルドの存在が確認されています。
バヤルドは、ドルイド教の礼拝所として使用されており、ケルト人の司祭たちは、この地に多くの石のオベリスクを建立していました。
ケルト人は、紀元前7世紀頃にリグリア人と合流し、その後イベリア人とギリシャ人がこの地でブドウとオリーブの栽培を始めました。
ドルイド人が作ったバヤルドの防衛システムは、ローマ人によって要塞に変えられました。
ローマ帝国の危機の後、ロンバルディア人やビザンチン人など他の民族がバヤルドをめぐって争い、サラセン人の攻撃にも何度か見舞われました。
その後、1250年頃、バヤルドはクラヴェサーナ侯爵家の領地となりました。
19世紀初頭、領地はサルデーニャ王国に譲渡されます。
その後、イタリア王国に併合されたのは1861年でした。
バヤルドの近隣観光スポット
バヤルドの近隣の観光スポットを紹介します!
サンレモ(Sanremo)
先ほども少し紹介しましたが、音楽祭で有名な街・サンレモはバヤルドから一番近い街です。
サンレモについては、以前Youtubeで紹介しています。
2つ動画があって、こちらは旧市街を紹介している動画になります。
もしよければぜひご覧ください♪
アプリカーレ(Aprical)
アプリカーレは、イタリアの最も美しい村のひとつに選ばれている村です。
バヤルドから12kmですが、とても道が悪いため、車で25分ほどかかります。
Youtubeで動画を公開しているので、もしよければぜひご覧ください♪
バヤルドを訪れるベストシーズン
バヤルドのベストシーズンは、春から夏にかけてだと思います。
私たちは冬の終わりの2月後半に訪れたため、多くのお店は営業もしていませんでしたし、観光客もほとんどいませんでした。
こちらのお店も少しシャッターは開いていましたが、営業していませんでした。
バヤルドの治安
バヤルドは、車で行く方がほとんどで、ザ・観光地という感じの場所でもないので、治安は悪くないと思います。
ですが、ここは外国で、イタリアです!
夜にはなるべく訪れない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったイタリア人の普段着のような服装をオススメします。
田舎の場合、人に気をつけるだけでなく、野生の動物にも気をつけなければいけません。
(私の住む南フランスの比較的大きな都市でも、イノシシに襲われる被害が年々増加しています。)
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
バヤルドのおすすめ観光場所
バヤルドは小さい街なので、村を散策するだけなら、1時間もあれば十分だと思います。
以下で見どころを紹介していきます。
Church of Saint Nicholas(聖ニコラス教会)
バヤルドの教会、聖ニコラス教会です。
この教会はネオ・ロマネスク様式で1893年に建てられました。
パイプオルガン。
Old Church of Saint Nicholas(旧聖ニコラス教会)
村を一番上まで上がっていくと、旧教会に行くことができます。
旧教会の入り口
旧聖ニコラス教会は、1245年にロマネスク様式で建てられました。
1887年、マルディグラというイベントで、ここに多くの人が集まっていたときに地震が起こりました。
地震のため、村の人口の4分の1の方がこの場所で亡くなったそうです。
この地震で亡くなった人へのオマージュのため、当時のまま残っています。
村歩き(旧教会へ行くまでの道)
バヤルドは街歩きをするのもとても楽しかったです。
特に旧教会まで行く途中の道が大好きでした。
村の入り口。
この古いドアが大好きでした。
私が訪れた時は、かなり厚い雲に覆われていたのですが、太陽の日差しもあまり入らないのではないかなと思いました。
こういうトンネルの向こうは何があるのかワクワクしますね。
光の向こうには何があるのかな?と思ったら、行き止まりで行けなかったところも。
眺めがとても美しかった!
バヤルドは、標高の高いところにあるので、とても素晴らしい景色も楽しむことができました。
上から見た、聖ニコラス教会。
この景色を見ると、かなり標高の高い村まで来たんだなーと思いました。
もっと高い場所から見た教会。
日陰は結構寒かったです。
可愛い猫にたくさん出会えました!
バヤルドでは、たくさんの猫に会いました。
旧教会へ行く途中で出会ったとても人懐っこい猫ちゃん。
とてもリラックスした姿を見せてくれました。
猫の親子。
教会の近くで会った猫ちゃん。
レストランの近くであった猫ちゃんは、ランチ中でした。
この写真以外にも、たくさんの猫を見かけました。
(私たちを見て逃げちゃった猫ちゃんもいました)
バヤルドのレストランJolanda
私たちがバヤルド訪れたのは2月と閑散期だったため、レストランは1ヶ所のみの営業でした。
食事をしたのは、Jolandaというレストランです。
店内の様子。
私たちがお店に入ったのは13時過ぎで、そのときはお店の方の知り合いの地元の方がいるようでした。
お店ではメニューの紙はなく、口頭でメニューを聞きました。
(お店のムッシュ少し英語とフランス語もわかるようでした。)
彼が頼んだものは、ボロネーゼ入りのニョッキ。
このニョッキ、私が普段フランスで食べているものとは全く違って、お餅のようにモチモチしていました。
本場の本当のニョッキというのはこれが普通なのでしょうか。
私が注文したものは、マッシュルーム入りのタリアテッレ。
以前他のところでいただいた時もそうだったのですが、リグーリア州では緑色のパスタが名物なのかもしれません。
こちらのパスタもモチモチしていて、とてもおいしかったです。
デザートも注文しました。彼が注文したのは、シナモンのケーキ(手前)で、私はティラミスを注文しました。
シナモンのケーキは、知らないで注文したのですが、とーってもおいしかったです。(レシピが知りたかった!!)
それからカプチーノも頼みました。
イタリア人は朝しかカプチーノを頼まないそうですが、私たちは観光客だし!といつも気にせず注文しています。
この地元らしい雰囲気もとても気に入って、いつかまた機会があれば行ってみたいなと思いました。
【Jolanda】
住所:Via Roma, 47, 18031 Bajardo IM, Italie
電話番号:0039 3294 560 337
営業時間は朝から夜中までとGoogleではなっていますが、本当か怪しいのでよくご確認ください
バヤルドへの行き方
バヤルドへはバスあるいは車で行くことができます。
バヤルドの駐車場
駐車場は、市役所の前あたりに車を縦列駐車しているところがあるので、私たちもそこの空いている場所に停めました。
村の入り口付近です。
バヤルドへバスでの行き方
バヤルドへはバスでも行くことができます。
バスは、サンレモというバヤルドから一番近い大きなイタリアの街からでています。
バス停は実際に行ったことはありませんが、地図で見るとこちらのようです。
(確実ではないので、サンレモのホテルや、鉄道駅の駅員の方に確認してみてください!)
バヤルドのバス停は教会の前にありました。
バスの時刻表
2022-2023と書いてありますが、多分現在も同じ時刻表を使用していると思います。
まとめ
今回は、イタリアの村、バヤルドを紹介しました。
この村はガイドブックにも載らないようなとても小さな村ですが、観光地化しすぎていなくて、中世の街並みが今も強く残っているので、タイムスリップしたような気分でした。
私たちが訪れたのは平日の昼間だったため、住人は仕事に行ったりしていたためか、村に住んでいる人にはほとんど会いませんでしたが、こんなふうに暮らしているのかなと想像するのも楽しかったです。
観光客がほとんど来ないレストランでの食事も良かったですし、可愛い猫たちにもたくさん会えて嬉しかったです。
ぜひ気になった方がいらっしゃれば、サンレモやフランスの街マントンから日帰りでも行くことができるので、ぜひ訪れてみてくださいね♪
私は、フランスやイタリアなどのヨーロッパの小さな村や街を定期的に訪れて、Youtubeやブログ、SNSに投稿しています。
ぜひシェアしてもらえたり、皆さんのページで紹介してもらえると嬉しいです!
どうぞよろしくお願いします。
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