こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2025年5月に南フランスの街、フィジャック(Figeac)へ行きました。

フィジャックを訪れた時の動画をYoutubeにて公開しています。
ぜひご覧ください。
Contents
フィジャックの基本情報
フィジャックは、オクシタニー地域圏にあるロット県の人口9,700人の街です。
フィジャックの治安
フィジャックへは、車で行く方がほとんどで、パリのようなザ・観光地という感じの場所でもないので、治安はそこまで悪くないと思います。
ですが、ここは外国で、フランスです!
夜にはなるべく訪れない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着のような服装をオススメします。
田舎の場合、人に気をつけるだけでなく、野生の動物にも気をつけなければいけません。
(私の住む南フランスの比較的大きな都市でも、イノシシに襲われる被害が年々増加しています。)
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
フィジャックの近郊の街や村
フィジャックの近隣の観光スポットを紹介します!
カルダイヤック(Cardaillac)
フィジャックからカルダイヤックへは車で約15分ほどで行くことができます。
この村はフランスの最も美しい村のひとつに選ばれています。
カルダイヤックについては、以前Youtubeやブログで紹介しています。
もしよければぜひご覧ください♪
ヴィルヌーヴダヴェロン(Villeneuve d'Aveyron)
ヴィルヌーヴダヴェロンも最も美しい村のひとつに選ばれている村で、フィジャックから車で約25分で行くことができます。
Youtubeで動画やブログで紹介しているので、もしよければぜひご覧ください♪
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フィジャックのおすすめ観光場所
フィジャックは小さい街ですが、上がり坂があったりするので、散策するだけでも、1時間〜2時間ほどみておくといいと思います。
ここから先は、これからフィジャックを訪れたい、訪れる予定のあるみなさんへ、私がおすすめするフィジャックの観光場所や、みておくべき場所などを紹介していきます。
街の中心地に観光案内所があったので、そこで地図ももらいました。

案内所の中にはお土産コーナーもありました。

食品もあったので、ぜひチェックしてみてくださいね!
以下で見どころを紹介していきます。
サン・ソヴール修道院教会 (Église Abbatiale Saint Sauveur à Figeac)
フィジャックには大きい教会が二つあり、街の低い位置にあるのが、サン・ソヴール修道院教会です。

このサン・ソヴール修道院教会は、ロマネスク様式とゴシック様式が混在しています。
サン・ソヴール修道院は、838年にコンク修道院からの要請により設立しました。
2つの修道院は独立しつつ、修道院長は同一人物でしたが、フィジャックの修道士たちはコンク修道院の権威に耐えられず、
フィジャックの修道院の創設日を、40年前に変えた偽造文書を作成したりもしたそうです!
両修道院の対立は、聖遺物の盗難など、非難されるべき行為へと発展しました。
(コンクの修道院がアジャンから聖フォワの聖遺物を盗んだという有名な話はちょうどこの頃に起こったそうです。)
コンクの修道院から完全に分離するため、違う教会の修道院長を修道院長に選出したり、巡礼の聖地となるため、サントの聖ヴィヴィアン司教の遺骨をこの地に移したりしました。
15世紀初頭、修道院は補強工事が始まりますが、百年戦争の後に修道院は荒廃していきます。
1576年にはカルヴァン派がフィジャックを占領し、修道院教会を完全に破壊しようと試み、プロテスタントは1623年までフィジャックを支配し続けた後1625年から修復が始まります。
この再建は、修道院教会から回収した石材を再利用して行われましたが、その配置は無秩序でゴシック様式の柱の上にロマネスク様式の柱頭が見られるそうです。
18世紀に行われたこの再建は、ゴシック様式を用いて行われました。
その後19世紀から20世紀にかけても修復は続けられ、現在の教会の姿になりました。
オルガン。

こちらは13世紀の修道院会議室です。

宗教戦争などでも破壊されず、現在まで残っています。
ステンドグラスが素晴らしいですね。

ノートルダム・ド・ピティエ(聖母マリアの慈悲)が正面に飾られています。

教会内に飾られていた他のステンドグラスも本当に素晴らしかったです。

教会内の照明がちょうど良い暗さだったので、写真でよく写せて良かったです。

紹介しているのはほんの一部なので、ぜひ他のステンドグラスや宗教画なども実際に行ってみてほしいです。
ノートルダム・デュ・ピュイ教会(Église catholique Notre-Dame-du-Puy à Figeac)
街の高台の上には、ノートルダム・デュ・ピュイ教会があります。

こんな感じで結構急な坂道を上りました。

13世紀に建てられたこのノートルダムデュピュイ教会は、16世紀にはプロテスタントがこの教会を拠点として、街を支配していました
フィジャックを奪還した後カトリック教徒は、この拠点を取り壊し、17世紀に教会を再建しました。
最近の調査では、この教会がおそらくこの街で最も古い礼拝所であり、サン・ソヴール修道院が創設される前に、この場所に聖母マリアの礼拝堂が建てられていた可能性があるそうです。
聖歌隊席を囲むクルミ材のバロック様式の祭壇画は、1696年に作られたと碑文に記されています。

そこに飾られている「聖母被昇天」を描いた絵画は、1683年にフィジャック出身の画家ロフィシャル(Lofficial)によって制作されました。

ロット県最大のバロック様式の祭壇画です!
教会内の絵は本当にどれも素晴らしかったです。


ステンドグラスもこれは一部ですが、美しかった。

こちらの像はとてもカラフルで、一際目を引きました。
教会内の展示物にあまり説明がなく、残念でした。

この教会のオルガンは、1860年頃にパリのオルガン製造業者、ストルツ(Stolz)により製作されたオルガンです。

この天井に描かれている、聖アントワーヌの誘惑の絵画は2003年の修復工事中に発見されました。

教会の前の広場からは街を眺めることができます!

素敵すぎる眺めと鳥のさえずりに癒されました。
(Youtube動画でぜひご覧いただきたい!!)
シャンポリオン博物館(Musée Champollion )
フィジャック出身で1790年に象形文字を解読した有名なエジプト学者、ジャン=フランソワ・シャンポリオンの生家に1986年、博物館が創設されました。

最初の部屋では、シャンポリオンの研究ノートや兄への手紙などが展示されていました。

それ以降は文字に関する展示が続きます。

漢字についてのコーナーもありました。
(正しくは中国語についての説明で、漢字も一部あったという感じです。)

漢字を書くことを試せる機械もあり試してみました。
その様子はYoutubeで紹介しているのでぜひご覧ください。
文字の進化や古い文字の読み方などの説明もあって面白かったです。
フォントや印刷についての展示や説明もありました。


全体的な感想は、文字などの歴史に興味があるなら絶対にオススメ!ですが、
シャンポリオンについての展示を期待しているなら受付の先の部屋に少しだけなので、もしかしたらちょっと残念に思うかもしれません。

英語の説明も少なく、そして館内はほとんど展示はガラスの中にあったので、一部光が反射して見難いところもあります。
リュックなどは館内持ち込み禁止なので、ロッカーに預けました。
ミュージアムショップはなく、受付近くに少しだけグッズが販売されていました。

住所:Pl. Champollion, 46100 Figeac
電話番号:00335 65 50 31 08
営業時間:10時30分~12時30分 14時00分~18時00分 休館日:月曜日
※時期により開館時間が変わります!ホームページなどでよくご確認ください。
ホームページ
入館料:7€(2025年10月現在)
文字の広場(La place des écritures)
博物館の裏手には、文字の広場があります。

ここには、アメリカの芸術家ジョセフ・コスースが制作した、巨大なロゼッタストーンの複製があります。
シャンポリオンが象形文字の謎を解き明かすことができたのは、ロゼッタストーンのおかげでした。
地面に置かれたこの巨大な黒御影石の作品には、3種類の文字(象形文字、デモティック文字、古代ギリシャ語)が刻まれており、その上を実際に歩いてみることができます。
グリフォンの家(Maison du Griffon)
グリフォンの家は、シャンポリオン博物館のある、シャンポリオン広場に面した場所にあります。
下の写真の一番右側の建物です。

この広場は、フィジャックで賑やかな広場のひとつで、昼間や日が長い時の夜などに多くの人が広場で楽しむ姿を見ることができ、また非常に美しい中世の家々が立ち並んでいます。

12世紀半ばに建てられたグリフォンの家は、街で最も古い家屋のひとつで、中世の店先のようなアーチ型の1階部分と、彫刻が施された窓が特徴です。
この町が人口と経済の大幅な成長をしていた時期に建てられました。
マルシェは毎週土曜日
フィジャックのマルシェは毎週土曜日に行われています。

私は上の写真の屋根付きのホールのところで少しだけ開かれているのかなと思っていたのですが、大きな通り沿いにたくさんのお店が出ていて驚きました。
Bd(boulevard) Georges Juskiewenski の通りでも買い物をしました。

シャンポリオン博物館がある広場でも行われていました。

2022年の6月にマルシェへ行った時の動画をYoutubeで紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。
フィジャックでの夕食は、Restaurant Le Pont d'Or
今回フィジャックでの夕食は、ホテルに併設していたレストランでいただきました。

テラス席はほぼ満席だったので、室内でいただきました。

ビールと白ワインで乾杯!

彼はドゥカズビルというアヴェロン県で作られたビールを選び、私はガヤックの白ワインを選びました。
私が選んだ白ワインはとてもフルーティーで飲みやすく、ボトルで注文したら、飲みすぎてしまいそうでした。笑
彼が飲んでいたビールも苦味が少なく、フルーティーで美味しかった!
私がいただいたメインはサラダで、中にはフォアグラ、鴨の胸肉、砂肝が入っています。

彼が選んだメインは、鴨コンフィのミルフィーユを注文しました。
ポテトと鴨のコンフィを重ねたものです。

見た目よりもボリュームがあって、彼は満足そうでした。
彼が頼んだデザートはカフェグルマンです。

シュークリームアイスのチョコレートソースがけ。
バニラアイス
くるみのケーキ
ちょっとしょっぱいビスケットの上に、カスタードクリームとイチゴがのったお菓子。
いちごにミントが入ったドリンク
などでした。
私はお腹がいっぱいだったので、コーヒーだけにしました。

仕事関係で来ている方だったのか、一人で食べている方も見かけました。
今回いただいた食事はトータル、55.60€(約9,057円)でした。
フィジャックのおすすめホテルHôtel Restaurant Le Pont D'Or Best western
フィジャックで私たちが利用したホテルは、ベストウエスタンホテル(Le Pont D'Or Best western)でした。

受付。

お土産も少し販売していました。

私たちが泊まった部屋。

テラスからの眺めも良かった!

なんとバスタブもありました。
シャンプーとソープはこのシリーズでした。

朝食をいただいた部屋。

部屋は結構狭いところでしたが、私たちは終わるギリギリに行ったので、他にはもう1組しかいませんでした。



正直そんなに選択肢が多くはありませんでしたが、私たちには十分でした。
私が選んだ朝食。
この地域が特産でもあるクルミを使ったケーキがあったので、いただきました。

彼が選んだ朝食。

この後もヨーグルトなどいただきました。
5月の平日だったことや、ビジネスでの利用が多いためか、夜もそこまでうるさくなくとても快適な滞在でした。
駐車場は一台一台かなり狭かったのですが、移動しやすい場所でここにして本当に良かったと思いました。
【Hôtel Restaurant Le Pont D'Or Best western】
住所:2 Av. Jean Jaurès, 46100 Figeac
電話番号:0033 5 65 50 95 00
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
宿泊代:116.68€(約19,007円)
駐車場:15€(約2,443円)
朝食代:ひとり16€(約2,606円)
ホームページ
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フィジャックへの行き方
フィジャックへは電車、バスまたは車でいくことができます。
フィジャックへ電車での行き方
トゥールーズからも電車があります。
乗り換えありの場合となしがあり、ない場合は大体2時間15分くらいで行くことができますが、ある場合は5時間以上かかることもあるようなので、しっかりとチェックしてくださいね!
時刻表や価格はこちらから確認できます。
SNCF(フランス国鉄)のページに飛びます
トゥールーズには過去に住んでいたこともあり、いまだに毎年訪れる大好きな街なので、こちらのブログもぜひご覧ください。
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フィジャックへバスでの行き方
フィジャックへは調べましたが、高速バスはないようです。
近隣の街や村へ行くことができるバスを見つけたので時刻表を載せておきます。
フィジャックからカオール行きの889のバスの時刻表。
→時刻表はこちら
フィジャックからロカマドゥールへ行く876バス。
→時刻表はこちら
フィジャックの駐車場
2025年の5月に訪れた際は、ホテルの駐車場に停めましたが、以前訪れた時はこちらの駐車場に停めました。
私が利用した時は無料でした。
マルシェが行われている日はかなり混むのでお気をつけくださいね!
まとめ
今回はフランス南西部の街、フィジャックを紹介しました。
私はこの街のサイズ感と雰囲気が大好きですでに3度訪れています。
そしてまた行きたいなと思っています。
トゥールーズから電車で行くことができたりとアクセスもいいので、フランス南西部へ旅の予定の方にぜひオススメしたい街です。
このブログが皆さんの旅の参考になれば嬉しいです。
\\SNSアカウントやYoutubeでもフランス生活の発信をしています//
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