こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@tofurabbit)です!
画家セザンヌが20歳の時から住んでいたエクスアンプロヴァンスにある、Jas de Bouffan(ジャス ド ブッファン)の邸宅へ行きました。

今回はこちらについて紹介していきます!
Youtubeのショート動画でもこちらの場所について紹介しているので、ぜひご覧ください。
Contents
エクス アン プロヴァンスの基本情報
エクス アン プロヴァンスは、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、ブーシュ=デュ=ローヌ県にある人口約14万7千人の街です。
フランスでは22番目に大きな都市で、南フランスにある街の中でも大変人気があり、1年中観光客で賑わっています。
ジャス ド ブッファン邸宅の基本情報
ジャス ド ブッファンという地域には、エクスアンプロヴァンスの中心地から西側にある地域で、高速道路の入り口や大きなラウンドアバウト、ショッピングセンターなどがあります。
今回訪れた邸宅はその中でも東側で、エクスアンプロヴァンスの中心地からかなり近い場所にあります。
2026年現在は、7月から10月後半までのオープンとなっており、また2027年からオープンすると思われます。
(セザンヌのアトリエも同様です)
住所:4 Route de Valcros, 13090 Aix-en-Provence
電話番号:0033 4 42 91 94 30
営業時間:10月の営業時間は、10時から17時まで
ホームページ
入館料:9.5€
※
ジャス ド ブッファン邸宅にセザンヌの家族が住むことになった経緯
1730年~1750年ごろ建てられた邸宅は、1859年に当時銀行員だったセザンヌの父が購入、セザンヌが20歳の時でした。
この建物は、ガスパール・トゥルフェム(Gaspard Truphème)の依頼により、建築家ジョルジュ・ヴァロン(Georges Vallon)によって建設されました。
当初木材商であった所有者は、富を築いた後、軍需委員の官職を購入し、貴族の身分を得ることに成功。
そしてこの邸宅によって、彼は新たな社会的地位を完全に確立しました。
この一家は5世代にわたり、この建物の所有者であり続けますが、最後の相続人であるガブリエル・ジュルサンは、パリに定住していたため、この邸宅に滞在することは極めて稀でした。
借金を抱えた彼は、ついにこの建物を売却する決断をし、そしてセザンヌの父が購入します。
1886年にセザンヌの父がそして1897年に母が亡くなると、彼と二人の姉妹は、1899年に農業技師のルイ・グラネル(Louis Granel)に売却しました。
オード県(カルカッソンヌなどがある県)出身のこの農業技師は、妻と子供たちと共にこの邸宅に居を構えました。
彼はそこでワイン醸造事業を展開し、この地で生産された白ワインは、特にブリュッセル、パリ、マルセイユなどで数々の賞を受賞した。
そのボトルが展示してありました!

この夫妻には2人の子供がいました。
息子は飛行士でしたが、1915年の第一次世界大戦中、嵐に巻き込まれた偵察飛行中に亡くなりました。
そして娘は、1917年に医師のフレデリック・コルシーと結婚、しかし彼女は若くしてこの世を去り、その夫がこの場所を相続することになりました。
1994年にエクスが邸宅を買取り、敷地から分離されていた農場は、2017年に購入したそうです。
邸宅の入り口
邸宅の入り口は、大通り(ガリス道)から見るとこんな感じです。

ただこの正面の入り口からは入れないので、裏口へ行きます。
邸宅の入り口まではこんな案内が出ているので、わかりやすいと思います。

入り口はこちらです。

ジャスドブッファン邸に入る!
ジャスドブッファン邸は遠くから何度も見たことはありましたが、今回初めて近くで見ることができて感動しました!

建物は日本式の3階建てでした。

階段がとても素敵ですね。

また、窓から見える外の景色も素晴らしかった。

ちょうど私たちが訪れた時期が、セザンヌが描いていた絵の葉っぱの色と同じような気がしました。

ここは、地下か半地下だったと思いますが、キッチンがありました。

邸宅内に残っているセザンヌが描いた絵の跡
邸宅内で特に印象的だったのが、セザンヌの1890-95年ごろの作品「女性とコーヒーポット」に描かれた壁紙が、修復作業中に見つかったという説明でした。
1910年代から1920年代頃の壁紙の上に、この花柄の壁紙が出てきたそうです!

それを実際に見ることができてとても嬉しかった!

今度はこの絵を見にオルセー美術館へ行きたいです。
ジャスドブッファン邸のグラン・サロンの壁に描かれたセザンヌの絵
セザンヌの父は、絵を描くための場として「グラン・サロン(大広間)」を息子に与えました。
下の写真が大広間です

そして1860年から1870年にかけて、セザンヌは壁面に一連の絵画(四季)を制作し、それによって一目でセザンヌとわかる作風へと成長を遂げました。

20世紀のこの邸宅を所有者は、壁画を剥がしてキャンバスに転写し、その後売却したため、作品は世界各地へとバラバラになりますが、現在はパリの美術館、プティパレで見ることができるそうです。
暗赤色の壁(邸宅での調査により判明した色で、セザンヌ自身が選んだとされている)にキャンバスを掲げ、欠落した壁画の写真を併せて展示するという、とても興味深い展示でした!

こちらの映像は11分のビデオとなっていて、壁の画像は色々と変化します。
わたしがいた時はたまたまガイドさんが説明中でした。
ジャスドブッファン邸の展示
確か一番上の階では、セザンヌの家族やセザンヌに関わった人たちに関する詳しい説明もありました。

特にセザンヌの家族については全く知らないでこちらを訪れたので、かなり興味深かったです!
ジャスドブッファン邸にある庭園
こちらでは庭園も素晴らしいです。

こんな感じでこの辺りで描いたであろう場所に、絵が置いてあるのも良かった!

オランジュリーが建てられたのは、セザンヌがここを離れてからですが、この場所にこの池があったんですね。

噴水。エントランスから、邸宅まで行く途中にありました。

ミュージアムショップ
受付のところに小さなミュージアムショップがあります。

セザンヌに関するグッズが販売されていましたが、ほとんどはエクスアンプロヴァンスの観光案内所内にある、お土産コーナーで買うことができます。

オランジュリー
敷地内には、カフェが併設されています。

私たちも邸宅を見学した後にカフェを利用しました。

とってもモダンで素敵な空間でした。
ここはかつて、そしてその敷地内にはオランジュリー(柑橘類などを冬に保存するための温室)があります。
オランジュリーは、セザンヌの家族が引っ越したあと、20世紀初頭に建てられました。
天気が良かったので、私たちはテラス席を利用しました。

いただいたのはクロックムッシュ。

これがかなり美味しかった!
デザートにはフィナンシェも注文しましたが、これもすごく美味しかったです。
コーヒーは後から取りに行きましたが、たまたま大きなグループの注文が来てて結構待っていたら、コーヒーを無料にしてくれました(笑)

コーヒーも美味しくて、利用して本当に良かったと思いました。
そういえば、紅茶のブランドがセザンヌでした!

スイーツはいくつかありましたが、私たちが訪れた夕方はフィナンシェしか残っていませんでした。
ただそのフィナンシェが激ウマで、むしろそれが残っていてラッキーだと彼と喜びました!笑

このカフェは、この邸宅に入園した方のみ利用ができます。
ジャス ド ブッフォン邸宅への行き方
邸宅の近くまではバスが出ているので、そこまではバスで行きます。
バス停は、Europe-Cezanneというところで、入口まで歩いて数分の場所です。
オススメはAのバスです。
エクスの中心地に住んでいた時にこのバスを毎回利用していました!
A Saint Mitre行き
時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます
9 CIAM 行き
時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます
26 Éguilles 行き
時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます
まとめ
今回はセザンヌが住んだ家、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)邸について紹介しました!
10月末で2026年はお休みとなりますが、また2027年の夏には見学できるようになると思うので、その時の皆さんの参考になれば嬉しいです!
エクスアンプロヴァンスの中心地には5年ほど住み、現在は近郊都市に住んでいるので今でもよく遊びに行きます!
エクスのさまざまな情報をブログやX、インスタグラムで紹介しているのでぜひご覧ください♪
エクスアンプロヴァンスの中心地にある礼拝堂【Chapelle de la Visitation】では、夏頃から10月4日までアーティストのジャンヌ・ヴィセリアル(Jeanne Vicerial)による「カルト・ブランシュ」と言うタイトルの展示が行われていました。
こちらのイベントはエクスの他の3ヶ所の美術館など行われていた巡回展でした。
この方は衣装やアパレルデザインに携わっている方で、白や黒い糸を使って製作された作品が展示されていました。
白や黒は人種を表しているのかと初めは思っていたのですが、じっくりと見ているうちに感情によって糸の色を変えたのかなとか色々想像しました。
真ん中に横たわっている女性の心臓の部分には、赤いお花のようなものが入っていて、心の中には情熱がいつもあることを表現しているのかなと勝手に解釈したりしました。
私が訪れたのは最終日の日曜日だったので、見学者は途切れることなく、多くの人が訪れていたと思います。
こちらの礼拝堂では、2024年にベルリン在住・塩田千春さんの赤い糸を使った大規模なインスタレーションが展示されていたりと、興味深い展示が多いです。
来年はどんな展示が見られるのか、今から楽しみです♪
— Sayaka@南仏在住🇫🇷 旅するブロガー&Youtuber quatre saisons (@quatresaisons44) October 8, 2026
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