アート エクスアンプロヴァンス

画家セザンヌが20年住んだJas de Bouffan(ジャス ド ブッファン)、南仏エクスアンプロヴァンスの邸宅を見学しました(2026年9月)

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画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@tofurabbit)です!

画家セザンヌが20歳の時から住んでいたエクスアンプロヴァンスにある、Jas de Bouffan(ジャス ド ブッファン)の邸宅へ行きました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

今回はこちらについて紹介していきます!

Youtubeのショート動画でもこちらの場所について紹介しているので、ぜひご覧ください。

エクス アン プロヴァンスの基本情報

エクス アン プロヴァンスは、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、ブーシュ=デュ=ローヌ県にある人口約14万7千人の街です。

フランスでは22番目に大きな都市で、南フランスにある街の中でも大変人気があり、1年中観光客で賑わっています。

ジャス ド ブッファン邸宅の基本情報

ジャス ド ブッファンという地域には、エクスアンプロヴァンスの中心地から西側にある地域で、高速道路の入り口や大きなラウンドアバウト、ショッピングセンターなどがあります。

今回訪れた邸宅はその中でも東側で、エクスアンプロヴァンスの中心地からかなり近い場所にあります。

2026年現在は、7月から10月後半までのオープンとなっており、また2027年からオープンすると思われます。
(セザンヌのアトリエも同様です)

【Bastide du Jas de Bouffan】
住所:4 Route de Valcros, 13090 Aix-en-Provence
電話番号:0033 4 42 91 94 30
営業時間:10月の営業時間は、10時から17時まで
ホームページ
入館料:9.5€
※

ジャス ド ブッファン邸宅にセザンヌの家族が住むことになった経緯

1730年~1750年ごろ建てられた邸宅は、1859年に当時銀行員だったセザンヌの父が購入、セザンヌが20歳の時でした。

この建物は、ガスパール・トゥルフェム(Gaspard Truphème)の依頼により、建築家ジョルジュ・ヴァロン(Georges Vallon)によって建設されました。

当初木材商であった所有者は、富を築いた後、軍需委員の官職を購入し、貴族の身分を得ることに成功。

そしてこの邸宅によって、彼は新たな社会的地位を完全に確立しました。

この一家は5世代にわたり、この建物の所有者であり続けますが、最後の相続人であるガブリエル・ジュルサンは、パリに定住していたため、この邸宅に滞在することは極めて稀でした。

借金を抱えた彼は、ついにこの建物を売却する決断をし、そしてセザンヌの父が購入します。

1886年にセザンヌの父がそして1897年に母が亡くなると、彼と二人の姉妹は、1899年に農業技師のルイ・グラネル(Louis Granel)に売却しました。

オード県(カルカッソンヌなどがある県)出身のこの農業技師は、妻と子供たちと共にこの邸宅に居を構えました。

彼はそこでワイン醸造事業を展開し、この地で生産された白ワインは、特にブリュッセル、パリ、マルセイユなどで数々の賞を受賞した。

そのボトルが展示してありました!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

この夫妻には2人の子供がいました。

息子は飛行士でしたが、1915年の第一次世界大戦中、嵐に巻き込まれた偵察飛行中に亡くなりました。

そして娘は、1917年に医師のフレデリック・コルシーと結婚、しかし彼女は若くしてこの世を去り、その夫がこの場所を相続することになりました。

1994年にエクスが邸宅を買取り、敷地から分離されていた農場は、2017年に購入したそうです。

邸宅の入り口

邸宅の入り口は、大通り(ガリス道)から見るとこんな感じです。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

ただこの正面の入り口からは入れないので、裏口へ行きます。

邸宅の入り口まではこんな案内が出ているので、わかりやすいと思います。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

入り口はこちらです。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

ジャスドブッファン邸に入る!

ジャスドブッファン邸は遠くから何度も見たことはありましたが、今回初めて近くで見ることができて感動しました!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

建物は日本式の3階建てでした。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

階段がとても素敵ですね。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

また、窓から見える外の景色も素晴らしかった。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

ちょうど私たちが訪れた時期が、セザンヌが描いていた絵の葉っぱの色と同じような気がしました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

ここは、地下か半地下だったと思いますが、キッチンがありました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

邸宅内に残っているセザンヌが描いた絵の跡

邸宅内で特に印象的だったのが、セザンヌの1890-95年ごろの作品「女性とコーヒーポット」に描かれた壁紙が、修復作業中に見つかったという説明でした。

1910年代から1920年代頃の壁紙の上に、この花柄の壁紙が出てきたそうです!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

それを実際に見ることができてとても嬉しかった!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

今度はこの絵を見にオルセー美術館へ行きたいです。

ジャスドブッファン邸のグラン・サロンの壁に描かれたセザンヌの絵

セザンヌの父は、絵を描くための場として「グラン・サロン(大広間)」を息子に与えました。

下の写真が大広間です

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

そして1860年から1870年にかけて、セザンヌは壁面に一連の絵画(四季)を制作し、それによって一目でセザンヌとわかる作風へと成長を遂げました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

20世紀のこの邸宅を所有者は、壁画を剥がしてキャンバスに転写し、その後売却したため、作品は世界各地へとバラバラになりますが、現在はパリの美術館、プティパレで見ることができるそうです。

暗赤色の壁(邸宅での調査により判明した色で、セザンヌ自身が選んだとされている)にキャンバスを掲げ、欠落した壁画の写真を併せて展示するという、とても興味深い展示でした!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

こちらの映像は11分のビデオとなっていて、壁の画像は色々と変化します。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)わたしがいた時はたまたまガイドさんが説明中でした。

ジャスドブッファン邸の展示

確か一番上の階では、セザンヌの家族やセザンヌに関わった人たちに関する詳しい説明もありました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

特にセザンヌの家族については全く知らないでこちらを訪れたので、かなり興味深かったです!

ジャスドブッファン邸にある庭園

こちらでは庭園も素晴らしいです。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

こんな感じでこの辺りで描いたであろう場所に、絵が置いてあるのも良かった!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

オランジュリーが建てられたのは、セザンヌがここを離れてからですが、この場所にこの池があったんですね。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

噴水。エントランスから、邸宅まで行く途中にありました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

ミュージアムショップ

受付のところに小さなミュージアムショップがあります。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

セザンヌに関するグッズが販売されていましたが、ほとんどはエクスアンプロヴァンスの観光案内所内にある、お土産コーナーで買うことができます。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)

オランジュリー

敷地内には、カフェが併設されています。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

私たちも邸宅を見学した後にカフェを利用しました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

とってもモダンで素敵な空間でした。

ここはかつて、そしてその敷地内にはオランジュリー(柑橘類などを冬に保存するための温室)があります。

オランジュリーは、セザンヌの家族が引っ越したあと、20世紀初頭に建てられました。

天気が良かったので、私たちはテラス席を利用しました。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

いただいたのはクロックムッシュ。

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

これがかなり美味しかった!

デザートにはフィナンシェも注文しましたが、これもすごく美味しかったです。

コーヒーは後から取りに行きましたが、たまたま大きなグループの注文が来てて結構待っていたら、コーヒーを無料にしてくれました(笑)

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

コーヒーも美味しくて、利用して本当に良かったと思いました。

そういえば、紅茶のブランドがセザンヌでした!

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

スイーツはいくつかありましたが、私たちが訪れた夕方はフィナンシェしか残っていませんでした。

ただそのフィナンシェが激ウマで、むしろそれが残っていてラッキーだと彼と喜びました!笑

画家セザンヌが住んだ、南仏の邸宅、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)にあるカフェ

このカフェは、この邸宅に入園した方のみ利用ができます。

ジャス ド ブッフォン邸宅への行き方

邸宅の近くまではバスが出ているので、そこまではバスで行きます。

バス停は、Europe-Cezanneというところで、入口まで歩いて数分の場所です。

オススメはAのバスです。
エクスの中心地に住んでいた時にこのバスを毎回利用していました!

A Saint Mitre行き
時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます

9 CIAM 行き

時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます

26 Éguilles 行き

時刻表はこちら⇨時刻表に飛びます

まとめ

今回はセザンヌが住んだ家、Jas de Bouffan(ジャスドブッファン)邸について紹介しました!

10月末で2026年はお休みとなりますが、また2027年の夏には見学できるようになると思うので、その時の皆さんの参考になれば嬉しいです!

エクスアンプロヴァンスの中心地には5年ほど住み、現在は近郊都市に住んでいるので今でもよく遊びに行きます!

エクスのさまざまな情報をブログやX、インスタグラムで紹介しているのでぜひご覧ください♪

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