こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@tofurabbit)です!
わたしの彼のおばさんがドイツのマインツに住んでいるので、私たちも時々訪れることがあります。
一番最近訪れたのは2019年4月で、その際にマインツの教会・聖シュテファンを訪れました。
この教会、シャガールのステンドグラスがあることで有名ですが、一見普通の教会で少し中心地からも離れているので、知らなければ見逃してしまいそうになると思います。
実はわたしも以前、私の住むエクスの美術館でシャガールの特別展を開催していた際に足を運び、彼の作品の大ファンになりました。
そのシャガールの特別展についてはこちらの記事もご覧ください。
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Contents
聖シュテファン教会の場所
マインツの聖シュテファン教会の位置はこちらです。
鉄道駅から歩いても15分くらいです。
電話番号:+49 6131 231640
開館時間:月曜日〜土曜日 10:00–16:30 日曜日12:00-16:30
サイト:https://bistummainz.de/pfarrei/mainz-st-stephan/english/welcome/
聖シュテファン教会の歴史
聖シュテファン教会は、990年に完成した大変古い教会です。ライン川中流で最も古いゴシック様式の教会で、マインツでは大聖堂に続いて最も重要な教会のひとつでした。
第2次世界大戦のときに鐘楼以外はほとんど破壊していたため、戦後、修復をはじめました。一部復元が難しく別のもので置き換えられているものもあるそうですが、ほとんどは、1973年に修理が終わりました。
ユダヤ人であるシャガールはドイツになぜステンドグラスを作ったのか
第2次世界大戦後、当時あったステンドグラスは全て破壊したため、しばらくは普通のガラスで代用していましたが、牧師のクラウスメイヤーは、シャガールの大ファンで、ユダヤ系のロシア人であるシャガールに、この教会のステンドグラス製作を頼みました。
しかし、シャガールはこのステンドグラス製作を引き受けるか悩みました。なぜならドイツはユダヤ人を差別していたこともあったから。自分の仲間たちのことを考えるとそのドイツに自分のデザインしたステンドグラスをおいてもいいかどうか複雑な思いがありました。
ただ彼はとても前向きで、このことでドイツのことを見直すいいきっかけになるかもしれないと決意し、牧師の要望を引き受けました。
1976年にデザイン・作成をランスのアトリエで行いました(メッスの大聖堂のものもランスで作っています。)そして、1978年から少しずつ彼の作品が教会に置かれるようになりました。
ちなみに一番初めの作品はこちら。
①とあるのが一番はじめで次は②の2点。
当初、牧師が頼んだのはいくつかのステンドグラスで全てではなかったにもかかわらず、シャガールは全てのステンドグラスをデザインをし、こうしたらどうかとの提案があったそうです。
シャガールは97歳まで生きていたが、全てのステンドグラスが完成する前にこの世を去りました。
彼がこの素晴らしいステンドグラスの数々が実際に飾ってある教会を見に行くことはなかったのは非常に残念ですが、きっとどこかから見ていて、喜んでいると思います。
教会の様子
教会内に入ると荘厳な青色に圧倒されました。
シャガールのカラーは青、だからシャガールはこの教会も青い色になるようにしたのでしょうか。
とても神秘的です。
教会内ではあっという間にシャガールの世界に引き込まれました。
とても素晴らしかったです。また絶対に裁縫したいです。
2023年8月に聖ステファン教会を再訪しました
2023年8月に久しぶりにドイツのマインツへ行きました。
現在バカンスの時期なので、以前訪れた時よりもかなり混んでいました。
ステンドグラスは相変わらず素敵でした。
教会では夏の間はコンサートも開かれているようでした。
まだ現在、マインツにいるので、フランスに戻ったら他にもいろいろ撮ってきた写真、追加して紹介しますね!
マインツまでの行き方
パリや私の住む南仏・エクスからドイツ行きの電車が一日に数本出ています。
大体はフランクフルトまで行くので、そこから、フランクフルトの空港行きなどに乗り換えるとマインツまでいくことができます。
パリからですと一日に3便ほどあちらの方へ行く電車があるようです。
ぜひフランスからでも行ってみたいなと思われたらコチラから電車の方も調べられます。
ドイツからですと、フランクフルトへいき、Sバーンで大体30分くらいで行くことができます。
私たちがいつも利用しているのはSバーン8です。
Sバーンは地下から出発することが多いです。
まとめ
今回はシャガールのステンドグラスがあるドイツ・マインツにある教会、聖シュテファンを紹介しました。
ユダヤ人でもあるシャガールがどうしてドイツのマインツの教会のステンドグラスを作ったんだろうと不思議だったので、今回知ることができてよかったです。
どんなことにもいろいろな物語があってとても興味深いです。
シャガールはフランスのいくつかの教会や大聖堂にもステンドグラスのデザインをしています。
以前訪れたメッスの大聖堂にも彼のデザインしたステンドグラスがありました。
その件に関しても、もしよければこちらをご覧ください。
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また、シャガールの美術館が南フランスのニースにもあります。
その美術館を紹介したブログも書いているので、もしよければこちらもご覧ください。
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これからもシャガールのステンドグラスを見に別の教会へ行ってみたいと思っています。
行った際はぜひこちらで紹介させてください。
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もチャンネル登録ぜひよろしくおねがいします!こちらは南フランスの村、エズの動画ですが、最後の方にニースのシャガール美術館の様子を動画内に少しだけ載せています。
もしよかったらご覧ください!