こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2025年8月に南フランスの街、カシ(Cassis)へ行きました。
こちらを訪れた時の動画をYoutubeにて公開しています。
もしよければぜひご覧ください。
Contents
カシの基本情報
カシは、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、ブーシュ=デュ=ローヌ県にある人口約6,700人の海辺にある街です。
古代の時代、カシとその周辺地域には、ケルト・リグール人と呼ばれる人々が住み、紀元前3世紀から紀元後1世紀にかけて高台には要塞都市と非要塞化の村が確認されているそうです。
ローマ時代には、現在の市街地中心部に集落が形成され、考古学発掘調査によると、紀元前1世紀からこの地域が居住地だったことも確認されています。
(後で紹介する、お城の方の話もぜひご覧ください)
また、古代の時代から採れていたカシの石は、強度が高いことが有名で、スエズ運河の埠頭にも使われているそうです。
なんと、ニューヨークの自由の女神像の台座にもカシの石が使用されているという伝説があります。(本当かはわかりません)
カシでの採石は、1982年まで続けられたそうです。
カシを訪れるベストシーズン
カシのベストシーズンは、夏です。
特に海で泳ぎたいなどの目的がある方は、絶対に夏がオススメです。
ただ、カシに行ってみたい、訪れてみたい!などの泳ぐことが目的ではないなら他の季節もいいと思います。
私は他に1月に訪れたことがありますが、それでも多くの観光客が来ていて賑やかでした。
ただお店によっては夏以外に行く場合は、長期休暇に入ることがあると思うので、よく確認してくださいね。
カシの治安
カシは、大人気の観光地で特に夏はたくさんの観光客が訪れます。
特に海に入っているときに、荷物を盗まれたりする行為が多く発生しているとニュースによく書かれていました。
自分の身は自分で守る!
そのためにも、夜にはなるべく出かけない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着のような服装を(特に暗くなった夜に出かける場合は)オススメします。
田舎の場合、人に気をつけるだけでなく、野生の動物にも気をつけなければいけません。
(私の住む南フランスの比較的大きな都市でも、イノシシに襲われる被害が年々増加しています。)
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
カシの近郊の街や村
カシの近隣の観光スポットを紹介します!
ラ・シオタ(La Ciotat)
カシからラ・シオタへは車で約15分で行くことができます。
ラ・シオタについては、以前Youtubeやブログでも紹介しています。
もしよければぜひご覧ください♪
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ル・カストレ(Le Castellet)
フランスの最も美しい村のひとつに選ばれている村です。
カシからは車で約30分でいくことができます。
Youtubeやブログで紹介しています♪
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
カシのおすすめ観光場所
カシは街自体は小さいので、街を散策するだけなら、1時間もあれば十分だと思います。
美術館へ行ったり、カランクへハイキングへ行きたい場合などは半日以上あると安心です。
ここから先は、これからカシを訪れたい、訪れる予定のあるみなさんへ、私がおすすめするのカシの観光場所や、みておくべき場所などを紹介していきます。
海の近くには観光案内所があったので、そこで地図ももらって旅の計画を立てたり、スタッフの方に相談したり、お土産を見るのもいいと思います。
以下で見どころを紹介していきます。
カシのお城(Le Château de Cassis)
岩山の上にあるお城は、13世紀にボー伯爵によって建てられました。
5世紀にはすでにあの場所に塔が建てられ、8世紀には最初の城壁が作られていました。
蛮族の侵攻と人口減少により港の住居が放棄され、住民は要塞都市の内陸部の高地へ避難し、城壁に囲まれた場所に各家族の住居がそれぞれありました。
そしてその城壁の中に人々は家を作り住み、住民たちは朝漁に出かけたり農作業に出かけたりし、夕方に帰宅していました。
これは城壁に囲まれたカシの旧市街でした。
城は現在はホテルとなっており、一般公開されていません。
サンミッシェル教会 (Eglise Saint Michel de Cassis)
この教会は1859年にカシ産の石材で建てられた、ロマネスク様式の教会です。
かつての黒衣の懺悔者たちの礼拝堂があった場所に建てられました。
長い間、城内に建てられた礼拝堂が、この町で唯一の「宗教的」な場所でした。
16世紀にカシに本格的な教会を建設することが決定されると、最初の教会は1521年に城内に建てられました。
17世紀に城のふもとの村が拡大すると、町は2つ目の教会を現在のバラニョン広場(Place Baragnonマルシェが行われていた辺り)に建てられましたが、海が近かったり、洪水の被害にあったため使用できなくなりました。
そして中心地から少し離れた高い位置にあるこの場所に、教会が建てられました。
したがって、歴史的にはこの教会がカシで3番目となります。
カシ民俗芸術博物館(Musée d'Art et Traditions Populaires de Cassis)
カシ民俗芸術博物館では、考古学と美術の素晴らしい常設コレクションがあり、また年間を通じて特別展を開催しています。
考古学の展示では、ケルト・リグリア時代、ローマ時代、そして中世初期に至るまでの古代の居住の痕跡やカシで行われた発掘調査で発見されたものがあります。
美術部門は、2つの大きなコレクションで構成されています。
ギンドン・コレクションは、常設の絵画コレクションの一部であり、19世紀および20世紀の著名な画家の作品が展示されています。
またこのコレクションは、特に常設展示で定期的に紹介されるユニークな寄贈作品のおかげでだんだんと充実してきました。
もうひとつは、「カシス救貧院の恩人」と呼ばれる肖像画コレクションです。
歴史的建造物に指定されている肖像画コレクション(46点)は、17世紀、18世紀、19世紀の絵画が収蔵されています。
住所:Pl. Baragnon, 13260 Cassis
電話番号:0033 4 42 18 36 78
開館時間:10時00分~12時30分 13時30分~17時30分 土曜日10時00分~13時00分 休館日:日月火
ホームページ
海で泳ぐ!
カシの海では泳ぐこともできます!
夏はこんな感じでかなり混み合うので荷物などご注意くださいね。
注意事項などもこんな感じで表示がありました!
とにかく置き引きに気をつけて楽しんでくださいね!
ちなみに1月に訪れた時の海も美しかったです。
私が訪れた日は、アパレル関係の撮影が行われていました。
住宅地を散策
カラフルで可愛らしい家がたくさんある住宅街。
こんな感じで海が見える通りも本当に素敵です。
(現在編集中で写真は少しずつ載せていきます!)
カシから行くカランクのハイキングコースの詳しい情報が載っているサイトなど紹介!
カランクと呼ばれる入江がマルセイユとカシの街の間の随所にあります。
2012年には、国立公園となり、カランク国立公園と呼ばれています。
そこまでは歩いて行くこともできますが、クルーズ船に乗っても行くことが出来ます。
歩いて行く場合は、まずはこのお店のすぐそばにある、ハイキングコースの入り口へ行きます。
もっとちゃんとした場所はこちらをチェック⇨google mapが開きます
ハイキングコースは6月後半から8月末までと、9月の週末の何回かは予約をしなければいけない日があります。(無料です)
詳しくはこちらをご覧ください⇨予約する日などの詳しい情報はこちら
また、6月1日から9月30日までの間、森林地帯への立ち入りは県令により規制されているため気候により行くことが出来ない日があります。
そのチェックはこちらのページからできるので、マメにご覧ください。
赤くなっている日は行くことができません。
特に風が強い日は山火事の発生率が高まるため、行くことが出来ないことがあります。
→こちらのページから確認することが出来ます(フランス語です)
カランクのハイキングコースの地図などがこのページにもあるので、参考にしてください。
→カランクの地図などが載っているページに行きます。
実は2025年の春に彼が家族とカシのカランクへハイキングに行っていました。
途中、こんな感じで、気をつけて行かなくてはいけない場所もあります。
ただその奥へ行くと、こんな素晴らしい場所へも行くことができます。
夏には、この場所まで泳ぎに行きたいと、水着のような格好でしかもビーサンで行こうとする方がいるというのがよくニュースになっています。
途中、小さな岩山を降りたりすることもあるので、そういう方の入場は断られますので、しっかりとハイキングへ行く準備をしてから行ってみてくださいね!
カランクまでクルーズ船に乗る(Cap Canaille)
クルーズ船でカランクまで行くことができます。
中心地の港ではたくさん船が停まっています。
船に乗るには、チケット売り場でチケットを買います。
調べましたが、ネットで前もってチケットを買うことができないようでした。
(天候などにより、行くことができないこともあるからだそうです)
公式ホームページに載っていた、時間と料金表を載せておきます。
行きたい場所によって料金が違うので、どこまで行きたいかは前もってチェックしておくといいと思います。
⇨こちらから公式ページに飛びます
カシの白ワインとお土産
カシはとても大きな観光地なので、お土産屋さんもたくさんあります。
観光案内所で販売されているものも素敵でした。
ポストカードの量がすごい!
海辺のお土産屋さんっぽい感じがしますね。
水着も売っているお店。日焼け止めも売っています。
それから、カシのぶどうでできた白ワインはとても有名です。
基本的に大体どこのレストランでも置いてあるので、シーフードなどと一緒にいただくのがオススメです。
ただ持ち帰るのは重いので、、日本で買うというのもアリですね!
こちらのカシにある大変有名なドメーヌのワイン、なんと日本でも取り扱いがあるとは!
インスタグラムもチェックしてみてください!⇨@clossaintemagdeleine
ブログでもプロヴァンスのお土産について色々と紹介しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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カシのマルシェ
カシのマルシェは毎週金曜日の午前中に行われています。
カシは世界中から観光客が来る人気のリゾート地なので、マルシェもとても賑わいます。
そのため野菜や日用品などももちろんありますが、
雑貨類などが多いです。
マルセイユ石鹸。
絵やポストカードもありました。
南仏らしいお皿。
今回訪れた夏のマルシェについては、インスタのリール動画でも紹介しています。
2022年の冬に訪れた時のマルシェ。
まだクリスマスツリーが飾ってありました。
観光客がかなり少ないためか、野菜などの食品やお惣菜などが多かったです。
その2022年の冬にカシを訪れた時の動画でもマルシェについて紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
カシのレストランLa Maison
カシのレストランはどこもかなりお高めで、予約していないと素敵で人気のあるレストランはあっという間に埋まってしまいます。
私たちは、席があるという理由でこちらのレストランを利用しました。
赤いチェックのテーブルクロスがかわいい。
私たちはバーガーを頼みました。
本当は他のものをいただこうと思ったのですが、隣の席の人がお魚を頼んでいて、中がまだ解凍できていない!と言っていたので、
こういう時は絶対無難にバーガー!と彼と決めているので、バーガーにしました。
バーガーは美味しかったです♡
支払いはこちらのレジがあるところで払います。
ちなみにこのレストラン、クレジットカードが使えませんでした。
住所:23 Quai des Baux, 13260 Cassis
電話番号:0033 4 42 01 76 10
営業時間:9時00分~22時00分(夏以外の時期は変わる場合があります。)
カシへの行き方
カシへはバスあるいは車で行くことができます。
カシの駐車場
私たちが訪れた8月の金曜日駐車場は、どこもかなり混んでいて、すごく遠い丘の上のところに停めました。
これは地図をスクリーンショットで撮ったものですが、大体このあたりです。
google mapで見ると大体この辺りです→google map が開きます。
もう1箇所、以前こちらでも停めたことがあります。
8月のマルシェが開かれていた日は、満車で入ることができませんでした。
街の中心地までのアクセスはよく、便利な場所なのでオススメです!
カシへ電車での行き方
カシへは電車でも行くことができます。
マルセイユからカシの鉄道駅まで15〜20分ほどで行くことができます。
フランス国鉄の時刻表があるので、こちらに載せておきます。
→時刻表はこちら
カシへバスでの行き方
カシへはバスでも行くことができます。
マルセイユからカシまでのバスは78番です。
マルセイユのバス停はこちらから出ています。
地図を開いて、78の番号をクリックすると時刻表が出るので、参考にしてください。
この地域について以前sayalogのYoutubeで紹介しているので、もしよければこの動画もご覧ください。
オーバーニュからカシまでのバスは68番です。
オーバーニュのバス停はこちらです。
こちらも番号をクリックすると、時刻表が出るので参考にしてください!
まとめ
今回は南フランスの港町、カシを紹介しました。
カシは海辺の街ですが、海で泳ぐだけでなく見どころもたくさんあるので、次回行くときの参考にしてくださいね。
南フランスについては、たくさんの街やイベントなどを紹介しているので、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。
南仏へ旅行ならこちらもマスト!
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