こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2024年に南西フランスの街、カストル(Castres)へ行きました。
今回は、カストルの街や人気のゴヤ美術館について紹介していきます。
Contents
カストルの基本情報
カストルは、オクシタニー地域圏タルヌ県にある人口約42,000人の街です。
カストルの治安
カストルは、車で行く方がほとんどなので、ジプシーなどはいませんが、地元の学生がたまっていたり、細くて暗い路地に治安の悪そうなところがありそうでした。
こういう小さな街では、夜にはなるべく出かけない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着のような服装をオススメします。
田舎や地方都市の場合、人に気をつけるだけでなく、野生の動物にも気をつけなければいけません。
(私の住む南フランスの比較的大きな都市でも、イノシシに襲われる被害が年々増加しています。)
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
カストルの近郊の街を紹介します
カストルの近隣の観光スポットを紹介します!
ロートレック(Lautrec)
ロートレックはカストルから車で17分ほどで行くことができる、フランスの最も美しい村に選ばれているところです。
ニンニクが有名で、8月にはニンニク祭りも開かれます。
この街については、以前Youtubeで紹介しています。
もしよければぜひご覧ください♪
アルビ(Albi)
アルビの司教都市は世界遺産に選ばれている街です。
カストルから車で45分でいくことができますし、703というバスも出ています。
ブログやYoutubeではまだ紹介していませんが、アルビにある、トゥールーズロートレックの美術館についても紹介しているので、もしよければぜひご覧ください。
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カストルのおすすめ観光場所
カストルは小さい街なので、街を散策するだけなら、1時間もあれば十分だと思います。
美術館や教会をゆっくり見たいなら2〜3時間あるといいと思います。
観光案内所でオススメを聞くのもいいですね!
以下で私が訪れた見どころやオススメの観光場所を紹介していきます。
カストルのサン・ベノワ大聖堂(Cathédrale Saint-Benoît de Castres)
カストルの大聖堂、サン・ベノワは、9世紀に設立された、ロマネスク様式のベネディクト修道院教会の跡地に建てられました。
宗教戦争によって建物が破壊された後、1677年に再建を開始し、フランス最大の大聖堂になる予定でしたが、結局ならないまま、18世紀に完成しました。
現在はバロック様式の大聖堂となっています。
私が訪れた日曜日は大聖堂の中には入ることができず、とても残念でした。
またベネディクト修道院教会時代から残っていた鐘楼は、元々は教会にくっついていましたがのちに建物から切り離され、1666年に建設された司教の宮殿に組み込まれ、塔の最上階は大改造されました。
この鐘楼は現在、ゴヤ美術館のある建物の一部になっています。
アグー川沿のカラフルでかわいい家々(Maisons Sur Le Fleuve)
カストルのアグー川沿いにカラフルなパステルカラーの家々が並んでいて、
「ラングドックの小さなベニス 」
というニックネームが付けられているそうです。
この街並みは、カストルの街を紹介する時の写真でよく使用されていて、見たことがある方もいるかも知れません
かつては皮なめし職人、羊皮紙製造業者、織工の作業場だったこれらの建物は、13世紀に建てられた木骨造りの家です。
1980年代以降、カストル公営住宅事務所が所有・改修してアパートとして貸しています。
そのため現在この建物には、一般の方々が住んでいるため、中を見学することはできないそうです。
ゴヤ美術館(Musée Goya)
カストルを訪れたい!と思う方のほとんどの目的は、このゴヤ美術館へ行くことではないでしょうか。
ゴヤ美術館についての見どころやオススメなど紹介していきます。
住所:1 Rue de l'Hôtel de ville, 81100 Castres
電話番号:0033 5 63 71 59 30
営業時間:10時00分~19時00分
入館料:9ユーロ(2024年10月現在)
ホームページ
ゴヤ美術館の簡単な歴史
ゴヤ美術館は、ヴェルサイユ宮殿の建築家の一人、 ジュール=アルドゥアン・マンサールが設計した17世紀の古典的建築様式の司教宮殿として使用されていました。
1840年に市役所の2階に「カストル美術館」として始まりました。
当初は、フランス絵画の充実した美術館にしようと考えていました。
しかし、画家マルセル・ブリギブールの息子ピエールによって、マルセルがマドリードで購入した、ゴヤコレクションをはじめとする80点近くの絵画コレクションを寄贈されたため、スペイン絵画が美術館に増えました。
1947年、当時美術館のキュレーターが、収蔵されているコレクションがスペイン美術に特化していることに注目し、スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤにちなんでゴヤ美術館と改名したそうです。
美術館は、2020年から2023年に大規模な改装工事が行われました。
そのおかげで、館内の面積が2倍となったそうです!
ゴヤ美術館の入り口とお土産コーナー
ゴヤ美術館の入り口を入ってすぐのところで、入館料を払います。
私たちが訪れたのは、10月の第一日曜日だったので、無料で入ることができました!
その同じ場所にお土産コーナーもあります。
ポストカード。
他にも本やトートバッグなど、小さいコーナーですが、わりといろんな商品がありました。
ゴヤ美術館の展示
カストルのゴヤ美術館のコレクションは、古代から現代に至るまで、フランスで唯一のスペインに特化した美術館です。
古代のコーナーは空いていたので、ゆっくり見れました。
だんだん現代に近づくにつれ、部屋の割には展示が多くて、ちょっと混んだら見るのがキツそうだなと思いました。
ゴヤが描いた油彩画は3点飾られていました。
『王立フィリピン会社の総会』、
『眼鏡をかけた自画像』、
『フランシスコ・デル・マゾの肖像』
また、ゴヤの版画250点も所蔵していて、そのうち40点を順番に一般公開しています。
ピカソの作品もありました。
私が特に気に入っていた作品は、
どちらも印象派のような作品ですね。
特別展で、リール出身の画家、ダミアン・ドゥルーベ (Damien Deroubaix)という方の作品が展示されていました。
彼の作品
もしかしたら、こちらもその彼の作品かも知れません(違ったらすみません!)
美術館の展示は思っていたよりたくさんで、最後はかなり駆け足で見ました。
来る途中で道に迷い、遅れてしまったため、見る時間がかなり少なくなってしまいました。
スペイン人の画家の作品、こんなにたくさん一度に見ることができるなんて本当に貴重なので、またいつか行く機会があればもっとゆっくり、じっくり見たいです!
エヴェシェ庭園(Jardin de l'évêché)
美術館の向かい側に、お花が美しい庭園があります。
美術館の2階からも見ることができました。
庭園からは劇場も見えました。
劇場もとても素敵な建物でした。
カストルへ電車やバスでの行き方と駐車場
カストルへは電車やバスあるいは車で行くことができます。
カストルの駐車場
私たちはカストルへは、ゴヤ美術館へ行くことが目的で訪れたので、駐車場は美術館から一番近い場所に停めました。
(ただ私には少し複雑で、一瞬一方通行の道を走りそうになって焦りました。笑)
場所はこちらです。
とても小さい駐車場でしたが、私が訪れた日曜日の夕方はガラガラでした。
料金表も貼ってあったので、載せておきます。
カストルへ公共交通機関での行き方
カストルへは電車やバスでも行くことができます。
カストルの街から一番近い街はトゥールーズというフランス第4の都市になります。
トゥールーズについてはこちらもご覧ください。
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カストルには鉄道駅があるので、トゥールーズから電車で行くことができます。
電車の本数は一日10本程度のようですが、一番わかりやすい方法なので一番オススメしたい行き方です。
フランス国鉄のオフィシャルのページも載せておくので参考にしてみてください。
⇨こちら
トゥールーズからバスで行くこともできます。760番のバスです。
バスの時刻表を見つけたので載せておきますね。
⇨こちら
まとめ
今回は、フランス南西部にあるカストルという街を紹介しました。
私たちが訪れたのが日曜日だったので、大聖堂の中に入れなかったのはとても残念でした。
またあまり時間がなかったので、カフェに入ったり、街をあちこち歩いて散策ができませんでしたが、フランス南西部へはまた行く予定もあるので、次回また訪れた時の楽しみとして、とっておこうと思います。
このブログがこれからカストルへ行こうと計画している方の役に立ちましたら嬉しいです!
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