私の住むエクス=アン=プロヴァンス(エクス)郊外にあるシャトー・ラ・コスト(Château-La-Coste)で先日ランチをいただいてきました。
こちら日本人の建築家である安藤忠雄さんの建築物があることでも有名です。
この施設ではワイナリー見学と試飲ができたるツアーや有名なアーティストが手掛ける作品の数々を見学できたりと見どころはたくさんあるのですが、今回はわたしたちが利用したレストラン"LE RESTAURANT DE TADAO ANDO"について紹介させてください。
Contents
シャトー・ラ・コスト(Château-La-Coste)とは?簡単な歴史もご紹介
シャトー・ラ・コストがあるのはこちらの場所です。
わたしの住むエクスからは車で20分ほど。
ちょっと買い物に行くよりもよっぽど近く、簡単に行くことができます。
簡単な歴史
シャトー・ラ・コストの歴史は、17世紀までさかのぼります。
ワインを作り始めたのが、この頃になります。
第2次世界対戦前後には一時やめていたこともありましたが、1970年代に再びワインを作り始めます。
2004年北アイルランド・ベルファスト出身の実業家Paddy McKillen氏がプロヴァンスが好きだったからという理由もあってオーナーになります。
そしてその当時悪かったワインの品質を良くするために、カオールでワインの生産を行っていた Matthieu Cosse氏がここで働き始めます。
彼は良いワインを作るためにまずは作る量を減らし、品質を良くしようとしました。
そのおかげもあって、2009年にオーガニックのワインを作り始め、現在のワインは全部オーガニックとなっているそうです。
2008年にフランス人の建築家であるJean Nouvel氏によるデザインのワイン工場が建てられます。
2011年から一般に公開し始め、安藤忠雄さんの建築によるメインの建物のアートセンター(CENTRE D'ART)が作られます。
アート好きのオーナーだったので、様々な有名なアーティストの作品が施設の中に展示してあります。
現在は彼の女兄弟がオーナーとして滞在しているそうです。
シャトー・ラ・コストの様子
シャトー・ラ・コストのアートセンターのエントランス。
南仏のあんな田舎の村に、こんなモダンな建物があるなんて、最近はもっぱら小さな村巡りばかりしているわたしには衝撃的でした(笑)
このアートセンターの建物は安藤忠雄さんによる建築だそうです。
水を使った感じとか日本っぽい気がしました。
そしてこの蜘蛛を見たとき、はて、六本木ヒルズのと似てるなーと思って自宅に帰って調べてみると、やはりそうでした。
こちらも、六本木ヒルズの蜘蛛の彫刻”Maman”を作ったルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)さんの作品です。
他にもまだまだたくさんのアーティストの作品がありますが、レストランのみ利用したわたしが見つけたのはこの2つでした。
レストラン・LE RESTAURANT DE TADAO ANDO
シャトー・ラ・コスト内にレストランが4つあって、私達が訪れた火曜日はこちらのレストラン"LE RESTAURANT DE TADAO ANDO"のみ営業だったので、こちらでランチを頂くことにしました。
こんな時期だったため、いくつか空席もあって、予約せずにすんなりと入ることができました。
メニューなどのセットなどもなくすべて単品で注文となります。
今回、わたしたちはふたりとも同じものを注文しました。
メニューも見えるように大きい写真を載せておきます。
テーブルごとに、手を消毒するものがしかもロゴ入りでおいてあったところは、おしゃれだなー!と思いました。
(わたしは誰かが使ったものの蓋をはずすのも嫌だったので、持参したものを使いましたが・・・)
頂いたお食事を紹介していきます。
まずはメインで子羊料理です。
お肉ももちろん美味しかったですが、付け合わせの色んな種類のきのこが入ったのソテーもめちゃめちゃ美味しかったです。
デザートはカフェ・グルマン。
このついてきたコーヒーがとっても美味しくて感動しました。
フランスのこういったレストランで出てくるコーヒーはネスプレッソなどで入れている場合が多くがっかりすることが多いのですが、こちらのは全くそんなことはなくとても美味しいコーヒーとデザートを楽しむことができました。
カフェ・グルマンだけ食べに来てもいいねと彼と話していました。
店内はこのご時世(2020年10月)だったので、隣の席同士の距離を保つために席数は多くありませんでしたが、私が訪れた火曜日の午後はちょうど良さそうでした。
天気の良い日は本当に気持ちがいいのだろうなぁと思います。
営業時間:月曜日〜金曜日 10時〜17時 土曜日・日曜日 10時〜19時
(ランチは12時〜15時)
ワイン畑をお散歩
食後に少しだけアートセンター近くのワイン畑をお散歩しました。
まだちょっとぶどうが残っていました。
わたしはいつもぶどう畑に咲いているお花との写真を撮りたくなります。
シャトー内かなり広いので、お散歩しつつ、美しい風景を堪能してくださいね!
まとめ
今回は、シャトー・ラ・コストにあるレストラン”LE RESTAURANT DE TADAO ANDO”についてご紹介しました。
シャトー内には他にもレストランはありますし、もちろんワイン工場内を見学することもできますし、アートを鑑賞したりととても楽しめる場所になっています。エクス近くへいらしたらぜひぜひおすすめした場所のひとつです。
またわたしも別のレストランや施設を訪れた際にはブログにて紹介させていただきたいと思います。
現在新しい施設も建設中のようで、また次はどんな素敵な場所ができるのかなと楽しみです!
【Château la Coste(シャトー・ラ・コスト)】
住所:2750 Route De, 13610 Le Puy-Sainte-Réparade
ホームページ:https://chateau-la-coste.com/
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