蚤の市

フランスで週末に開かれているブロカントやマルシェ・オ・ピュスってなに?(Brocante、vide-grenier、Marche aux puces)

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こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!

フランスでは週末や祝日などになると蚤の市やフリーマーケットのようなものがあちこちの街や村で開かれています。
毎週決まった曜日に行われているものもあれば、年に1度や2度だけ大規模なものが行われている場合もあります。
名前も様々で、BrocanteにVide-Grenier、Marche aux puces などとあって何がどう違うのだろうと悩まれる方もいらっしゃるかと思いますので、今回はそれらについて説明してみたいと思います。

Brocanteとは?

Brocante(ブロカント)とは、日本語で言う蚤の市のことです。

一般的には店舗を持たないBrocanteur(ブロカントで販売する人のこと)が、自分たちで古かったり珍しい食器や家具・アンティーク雑貨などを見つけてきて主に商品として販売しています。
家具など傷んでいる場合でも修理をせずそのまま販売していることが多いです。

 

Marche aux Pucesとは?

Marche aux Puces(マルシェ オ ピュス)は、les Puces(レ ピュス)と呼ばれる場合もあります。
Puceは日本語で"蚤"という意味で、日本語に訳すと"蚤の市"
その名前の由来は、昔、現在の蚤の市のような場において、まるでピュス(ノミ)がついているような汚い服を売っていたことからMarche aux pucesの名前がつけられたという説があるそうです。

Brocanteとほとんど同じですが、違いと言うと一般的に彼らはアトリエと店舗を持っていることが多く、週末だけどこかの蚤の市に出店しているようです。また、アトリエで商品を修理したりする技術があるためBrocanteよりも商品の状態もよく、値段も高い場合があります。

Vide-Grenier とは?

Vide-grenier(ヴィッド-グルニエ)とはもともとは屋根裏にあるものを空にするという意味があって、子どもが大きくなったりサイズが合わなくなって着なくなった服や、使わなくなった家具や食器、読まなくなった本など屋根裏部屋や物置小屋などに眠っているものを販売する、日本のフリーマーケットのような場です。

しかしまれに、昔おばあちゃんが大事にしていたアンティーク小物や食器などのようなものが出店されていることもあって、時には素晴らしいものがとてもお安いお値段で出てることもあって、宝探し感覚で楽しいですが、探すのに時間がかかるので、時間がある場合は、散歩しながら眺めるのもいいかもしれません。

地方に住んでいると、スーパーがお休みの日曜日などに駐車場で大々的に行っていたりします。

上記以外にもこんなものもあります!

そして上にあげた以外にも...
Collectionsと呼ばれているなにかに特化したイベントが開かれることがあります。
例えば、以前行ったこちら。

入り口だけ見てもなんのことやら?という感じですが、入場料を払って(Collectionsの場合は入場料を取る場合が多いです)、中へ入ると、こんな風景が広がっています。

私が訪れたこちらは、切手や絵葉書、ガレットデロワなどに入っているフェーブ、ピンバッジなどを趣味で集めたり、仕事で集めている方々が集まるものでした。わたしは古い切手が好きなので、ものすごくテンション高く見入っていましたが、あまり興味ない彼は少しつまらなそうでした(笑)

フェーブは古くからのコレクターがいて、わたしの横で見ていたマダムは、コレクションノートがあって、まだ持っていないフェーブをお店の人に聞いてたくさんある中から一つ一つ確認しながらノートと照らし合わせていました。

切手も昔からのコレクターも多く、こうやってプラスチックのパックにたっぷりはいってテーマごと、国ごとなどで販売されていたりします。

最近の傾向

最近の傾向としては、ブロカントとかヴィッドグルニエとかもうごちゃまぜのことが多いです笑
例えばこちら、Vide-grenier Brocanteとどちらも書かれちゃってます。

また、ブロカントとマルシェオピュスの境目はあまりなくて、ブロカントにも店舗をもつ方が販売していたりすることもあります。
そして、"ピュス"と書かれていたのにどこをどう見てもヴィッドグルニエだったときもあって見分けるのが非常に難しいです。

まとめ

これらの違いについて、こんなかんじなんだな〜と少しでもわかっていただけたり、ご興味持っていただけましたら嬉しいです。
今回の記事を書くにあたって、ネットで調べたり、出店者さんに質問したりしてきたのですが、正直出店者さんもみんなそれぞれ言うことはバラバラだったりして、"これ!"っていう決まりはないのかなぁとも少し思ってしまいました。特にピュスとブロカントの違いとか。
どちらも結構似てますよね。

さて、フランス国内では毎週末どこかでこういったイベントが開かれています。
わたしはアンティークのお皿などを趣味で集めていて、日本の蚤の市にも過去3度ほど出店したこともあります。

今後のブログでは、私が過去に行ってよかった、ぜひ皆さんに行ってもらいたいと思うブロカント情報をこれからご紹介していきたいなと思っていますので、もしよければ見ていただけると嬉しいです。
それらはほとんどプロの方がやっているもので、日本から買い付けに来ている方もたくさん来ていたりするブロカントだったりもするのでぜひ次回の旅の参考にしてもらえたらと思っています。

よろしくお願いいたします。

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