オーベルニュ・ローヌ・アルプ地方 フランスの最も美しい村

ペルージュ(Pérouges ) リヨンから電車で行けるフランスの最も美しい村のひとつ!オススメ観光場所やレストランも紹介♪

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ペルージュ、リヨン近郊にあるフランスの最も美しい村のひとつ

こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!

2024年6月にフランスの街ペルージュ(Pérouges)へ行きました。

ペルージュ、リヨン近郊にあるフランスの最も美しい村のひとつ

こちらを訪れた時の動画をYoutubeにて公開しています。

もしよければぜひご覧ください。

ペルージュの基本情報

ペルージュは、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、アン県にある、人口約1,300人の村です。(うち約80人が城壁内に住んでいます。)

この村は、フランスの最も美しい村のひとつにも選ばれています。

ブログでも紹介しているので、もしよければ是非ご覧ください!

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ペルージュの簡単な歴史

伝説によると、ペルージュの町はイタリアのペルージアから来たガリア人によって築かれました。

中世はペルージュの歴史に大きな足跡を残します。

12世紀には要塞化された城が築かれますが、現在残っているのは塔1本のみです。

14世紀から16世紀にかけて、ペルージュはドフィノワとサヴォワヤード、そしてフランスとサヴォワヤードの戦いの中心にありました。

1601年にようやくフランス領となりますが、この町の最も重要な武功は、1468年のドフィノワとの攻防戦であり、ペルージュはこれに勝利しました。

この勝利の後、ペルージュは長い繁栄を享受し、特に織物職人の間で活発な工芸活動が行われました。

19世紀には鉄道が開通しますが、産業革命が起こると、町は衰退していきました。

20世紀初頭には一部廃墟となり、取り壊しの危機にさらされますが、1911年にエドゥアール・エリオ首相の庇護のもと、ヴュー・ペルージュ防衛・保護委員会が設立されました。

現在もまだ修復中のところもありますが、町のほとんどが歴史的建造物に指定され、1961年には映画『三銃士』のいくつかのシーンが撮影されました。

ペルージュの近隣観光スポット

ペルージュの近隣の観光スポットを紹介します!

リヨン(Lyon)

リヨンが目的で旅行してきて、ついでに時間があるからペルージュへ寄る。。。という方が多いのではないかなと思います。

リヨンはパリ、マルセイユに続いてフランス第3の都市で、メトロやトラムも走っていますし、フランスの中でもかなり大都市です!

私は、実は今回の旅行で初めてリヨンに滞在しましたが、友人に会うことが目的で訪れたので、観光をする時間はあまりありませんでした。

Youtubeにアップできるくらいの動画は撮影してきたので、カトルセゾンではなく、多分sayalogの方に公開できたらなと思っています!

リヨンの屋内市場

ペルージュを訪れるベストシーズン

ペルージュのベストシーズンは、春から夏にかけてだと思います。

私たちは6月中旬に訪れたので、たくさんのお花が咲いていて、村を散歩するのがとても楽しかったです。

秋も紅葉が美しいそうで、レストランの店内に飾られていた秋の写真が素敵でした。

ただ、秋の終わりから春の始めくらいは、バカンス時期に入ってお店がお休みになったり、バスの本数が減ることもあるので、よくご確認ください!

ペルージュの治安

ペルージュは、アクセスがいいとはいえ、パリやリヨンほど大きい街ではないので、治安はそこまで悪くないと思います。

ですが、ここは外国で、フランスです!

夜にはなるべく訪れない、身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着のような服装をオススメします。

田舎の場合、人に気をつけるだけでなく、野生の動物にも気をつけなければいけません。
(私の住む南フランスの比較的大きな都市でも、イノシシに襲われる被害が年々増加しています。)

何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います!

エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!

ペルージュのおすすめ観光場所

ペルージュの旧市街は小さいので、村を散策するだけなら、1時間から1時間半もあれば十分だと思います。

村の入り口には、観光案内所がありました。

ペルージュの観光案内所

そこで地図と簡単な歴史が載っている冊子を0.20€で買うこともできます。

ペルージュは、フランスの最も美しい村のひとつにも選ばれていることもあり、かなり観光に力を入れている村だなと思いました。

観光案内所の案内がわかりやすかったり、説明もわりとちゃんと書かれていました。

また、お手洗いがフランスにしてはまだかなりマシな方でした。(私はフランスに10年以上住んでいるので、日本に住む日本人にはマシではないかもですが。。。)

写真を撮ってきたので、気になる方のみクリックして写真を見てみてくださいね。

ペルージュの公共トイレ

↓↓↓↓↓

ペルージュの観光は、基本的には散歩をしながら、建築物などを見ていく感じになります。

以下で見どころを紹介していきます。

サント・マリー・マドレーヌ要塞教会 (Église-Forteresse Sainte-Marie-Madeleine)

村の入り口そば、観光案内所からも近いところに、サント・マリー・マドレーヌ要塞教会があります。

ペルージュのサント・マリー・マドレーヌ要塞教会

このペルージュのサント・マリー・マドレーヌ要塞教会は15世紀に、要塞の外にあった教会が小さくなったため建てられました。

教会内。

ペルージュのサント・マリー・マドレーヌ要塞教会

ここは、礼拝の場であると同時に、防御構造でもある珍しい教会だそうです。

ペルージュのサント・マリー・マドレーヌ要塞教会

左側の壁は、外側の城壁の一部にもなっています。

ペルージュのサント・マリー・マドレーヌ要塞教会

とてもシンプルな教会ですが、教会内の像や素敵なデザインのステンドグラスもぜひ見てみてください!

ペルージュにある2つの門

ペルージュの村には古い2つの門があります。

ひとつめは教会に併設されている、Porte d'en Haut(上にある門)。

ペルージュにある門

12世紀に建てられた門で、15メートル以上あります。

複数の釘で補強された、もみの木の板で作られた15世紀のドアの遺跡が残っているそうです。

もう一ヶ所のドアはこちら、Porte d'en Bas(下にある門)。

ペルージュにある門

15世紀に建てられた門です。

大きな菩提樹があるティユル広場

ペルージュの村で一番大きい広場、ティユル広場。

ペルージュの村で大きな菩提樹があるティユル広場

ここには、大きな菩提樹(フランス語でティユル)があります。

この木は、1792年にフランス第一共和政になった記念で植えられました。

この広場には、木組みで作られた家もあります。

ペルージュの村で大きな菩提樹があるティユル広場

カフェやレストランもあります。
ペルージュの村で大きな菩提樹があるティユル広場

この広場にはかつては2つの屋根付き市場があり、商人たちが暮らしていたそうです。

 

美術館ヴューペルージュ(Musée du Vieux Pérouges)

ヴューペルージュ(古いペルージュという意味)という美術館があります。

美術館ヴューペルージュ(Musée du Vieux Pérouges)

ここには昔、貴族が住んでいました。

中に少しだけ入りましたが、とても古い素敵な建物でした。

美術館ヴューペルージュ(Musée du Vieux Pérouges)

建物の屋上からは景色が見渡せたり、中では展示を見たり、小さな庭園を見学することができるそうです。

外からも少し見れます。

美術館ヴューペルージュ(Musée du Vieux Pérouges)

少しだけ見えたお庭はとっても素敵でした。

時間があれば入りたかったです!

美術館ヴューペルージュ(Musée du Vieux Pérouges)

ペルージュ名物のガレットをHostellerie de Perougesでいただきました。

ペルージュの村を歩いていると、こんな感じのお店を見かけると思います。

フランスの村・ペルージュのガレットのお店

ペルージュでは、甘いガレットが有名です。

実際に作っている様子も見ることができました。

ペルージュでガレットが食べれる、ホテルレストランHostellerie de Perouges

こんな感じで持ち帰りで買うこともできますが、私たちは下の写真の店舗に入りました。

Hostellerie de Pérougesという、ホテルレストランです。

ペルージュでガレットが食べれる、ホテルレストランHostellerie de Perouges

こちらでガレットを座って食べることができます。

ペルージュでガレットが食べれる、ホテルレストランHostellerie de Perouges

昼間は、ランチもやっているみたいでした。

ガレットが運ばれてきた食器は、とても可愛かったです!

ペルージュでガレットが食べれる、ホテルレストランHostellerie de Perouges

このガレットは、1912年にマリー=ルイーズ・ティボーとその夫が、このレストランを引き継いだ時に、彼女は地元の古いレシピをアレンジし、ペルージュのガレットを考案しました。

ガレットが載っているお皿は、南フランスのムスティエのお皿に似ているなと思いました。

生地はピザみたいですが、甘いです。

上にはお砂糖がかかっていて、ザクって感じの歯応えでした。レモンのような酸味も少し感じました。

この一切れサイズは、店内だと2.2ユーロです。

窓口で買う場合は、一切れは2ユーロで、1枚全部を買う場合は32ユーロでした。

【Hostellerie de Pérouges】
住所:Place du Tilleul, 01800 Pérouges
電話番号:0033 4 74 61 00 88

ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérouges

私たちは、ランチをするためにレストランAuberge Du Coq Pérougesをあらかじめ予約しておきました。

フランスの村・ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérouges

私たちが訪れた日は、雨が降ってとても寒かったので、店内が温かくて生き返りました。

フランスの村・ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérouges

いつもはレストランでガス入りのお水を注文するのですが、寒くて二人ともお茶を頼みました。

ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérougesで食べた料理

ペルージュでは、名物のガレットも他のお店で食べたいと思っていたので、メイン料理のみ注文しました。

私たちが注文したのは豚肉料理。

ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérougesで食べた料理

グレービーソースです。

マッシュポテトは、じゃがいもではなく、スイートポテトを使っていておいしかったです!

またこちらのレストラン、パンもとても美味しかったです。

ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérougesで食べた料理

最近、ちょっと頑張っているフランスのレストランだと、バゲットではなくカンパーニュとかセーグル(ライ麦)などこだわったパンが出てくることが多いです。

店内はアンティークの家具がたくさんあって、レトロな雰囲気で素敵でした。

ペルージュのレストランAuberge Du Coq Pérouges

もしこれからいく予定の方いましたら、ぜひオススメしたいです。

【Auberge Du Coq Pérouges】
住所:Rue des Rondes, 01800 Pérouges
電話番号:0033 4 74 61 05 47
営業時間:金・土:12:00–13:30 19:00–21:30 水木日はランチのみ 定休日:月曜日・火曜日
ホームページ(メニューが書いてあるページで、ここから予約もできます!)

ペルージュのお土産やさんArcadie boutique

ペルージュの村の中で見つけたお土産やさんを紹介します。

店内の商品は素敵に並べられているので外からでも見えるので、つい入ってみたくなります。

ペルージュのお土産やさんArcadie boutique

場所は、おすすめの観光場所のところでも紹介した、ティユル広場にあります。

店内では、マグカップやタオル、ポストカードなどのペルージュのお土産を見つけることができます。

ペルージュのお土産やさんArcadie boutique

お皿やアクセサリー、置物などもありました。

ペルージュのお土産やさんArcadie boutique

私たちは、ペルージュのワインを買えばよかったと後悔しました。

リヨンでもあちこち見ましたが、ペルージュのワインを見つけられませんでした。

生産がとても少ないのでしょうか。

ペルージュのお土産やさんArcadie boutique

お店の方もとても親切だったので、何か気になることがあれば、相談にのってくれると思います。

【Arcadie boutique】
住所:Pl. du Tilleul, 01800 Pérouges
電話番号:0033 4 74 61 08 45
営業時間:月〜金:09:30–12:30 14:00–18:00 土日:09:30–12:30 13:30–18:00

ペルージュへの行き方

ペルージュへはバス、電車あるいは車で行くことができます。

ペルージュの駐車場

私たちが利用した駐車場は、村の下の方にあった駐車場でした。

駐車代は3ユーロ。チケットなどはなく、出口で払う方式です。

車がたくさん並んでいる場所ではなく、奥に広いところで、ちょっと林みたいなところに適当に停める感じでした。

ペルージュの駐車場までの道

場所はここです。

雨の日は滑りやすいので気をつけてくださいね!

ペルージュへ電車での行き方

リヨンから電車で行くことができます。

降りる駅は、

Meximieux - Pérouges

で、そこから歩いて20分以上はかかるようです。

時刻表も見つけたので、リンクを貼っておきます⇨時刻表

週末は本数が少なくなったりするので、Googleマップなどで時間を検索して、余裕を持ってお出かけください!

ペルージュへバスでの行き方

ペルージュへはリヨンからバスでも行くことができます。

ただ、本数は少なく、リヨンから1時間ほどかかるようです。

時刻表を見つけたので、リンクを載せておきます⇨時刻表

現地ツアーに参加する

ペルージュへは電車かバスで行くことになりますが、フランスに行ける日程が短くて、電車でゆっくり行ってると、リヨンなど他の行きたいところに行けない・・・と思っている方に紹介したい現地ツアー。

今回オススメするベルトラは、日本人アシスタントの方を頼めるオプションを選ぶこともできます。

バスやレンタカーよりはどうしてもお高くなりますが、なかなか行くことができない場所に来たなら、たくさんの場所へ行って楽しみたくないですか?

ペルージュだけでなく、フランスの最も美しい村のひとつであるオワンへも行くことができるそうですので、ぜひ気になればご覧になってみてください♪

ベルトラのページに飛びます

まとめ

今回は、ペルージュの村を紹介しました。

私たちが訪れた時期は、お花がとても美しい季節だったこともあり、多くの観光客で賑わっていました。

ペルージュは、アクセスがいいため、外国人観光客がかなり多い印象でした。

アクセスが悪い場所だと、車で来るドイツやオランダ、スイス人などをよく見かけますが、ここはバスや電車でも行くことができるため、日本人も見かけましたし、特にインド系の方を多く見かけました。

リヨンからも、日帰りでも行くことができるので、ぜひお時間ありましたら訪れてみてくださいね♪

私は、フランスやイタリアなどのヨーロッパの小さな村や街を定期的に訪れて、Youtubeやブログ、SNSに投稿しています。

ぜひシェアしてもらえたり、皆さんのページで紹介してもらえると嬉しいです!

どうぞよろしくお願いします。

フランスの最も美しい村を全て紹介した本があります。

日本語版はこちらです。少し以前のものですが、眺めているだけでもワクワクすると思うのでご興味がありましたらぜひ♪

2009年に刊行されたフランスの最も美しい村の本。2017年に追加された10ヶ所を加え全156ヶ所をのせた増補版です。

本を見ながら次の目的地を探してみてはいかがでしょうか♪

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ペルージュを訪れたときにリヨンへも行きました。

その時の動画もぜひご覧ください!




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