こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
今回はミモザで有名な南フランスの村、ボルム・レ・ミモザ(Bormes les Mimosas)を紹介します。
私たちはこの村に過去5回以上訪れたことがあり、一番最近では2023年6月に訪れました。
Youtubeでも2023年6月にこの村を訪れた時のことについて紹介しているのでぜひそちらもご覧ください!
Contents
ボルム・レ・ミモザの基本情報
ボルム・レ・ミモザは、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏のヴァール県にある村のひとつです。
人口は8100人ほどで、高台にある観光客がよく来るところを村と呼んでいるようです。
(ボルム・レ・ミモザは上の地図を見ればお分かりかと思いますが、高台から海の方にある街で、結構大きいです)
また、ボルム・レ・ミモザはヨーロッパで花の美しい村として金賞を2度受賞したこともあります。
2月中旬にはミモザ祭りも開かれます。
私はボルム・レ・ミモザのミモザ祭りへ行ったことはありませんが、マンドリューラナプールというところのミモザ祭りは2023年2月にも訪れました。
もしよければぜひこちらのブログもご覧ください。
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ブログでも紹介しているので、もしよければ是非ご覧ください!
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ボルム・レ・ミモザの簡単な歴史
ボルム・レ・ミモザの起源は紀元前400年まで遡ることができます。
当時、イタリアからやってきたリグリア人の一族で″ボルマニ(Bormani)″と呼ばれる人々が、カバソン(Cabasson)近く(ボルム・レ・ミモザの南)の海岸に定住しました。
その人々の名前からボルムとこの街は呼ばれていました。
長い間、ボルマニ族は沿岸の海運と塩、鉄、銀の貿易で生計を立てていた漁民でしたが、9世紀にサラセン人や多数の海賊からの絶え間ない攻撃から逃れるため、丘陵地帯に移住します。
村とその城壁が築かれたのは12世紀になってからです。
主に農業で生活していたこの村は、13世紀からフランス革命まで、有力なフォス領主を含む5つの領主王朝によって統治されていました。
また、冬の気候が特に温暖なことから、ボルムは1913年、イエールと同時にフランスで最初に保養地に指定された地域のひとつです。
1968年には、ボルムはバカンスできていたイギリス人たちが持ち込んだアカシア科のミモザの花が咲き乱れるようになったことから*ボルム・レ・ミモザ*という名前になりました。
ボルム・レ・ミモザを訪れるベストシーズン
ボルム・レ・ミモザは1月中旬から下旬ごろのミモザが咲く頃と、6月から8月くらいのブーゲンビリアが美しく咲く季節です。
私の特におすすめは夏です。
ヨーロッパのあちこちから観光客が来る5月下旬くらいからはとても賑やかで、南仏らしい街となります。
ミモザが咲く時期は閑散期でもあるため、レストランやお店がほとんど営業していなかったので、お店など楽しく見るというよりはミモザを楽しむ!という感じになると思います。
もしミモザを見たいのであれば、ボルム・レ・ミモザのミモザももちろん美しいですが、タヌロンという村のミモザがおすすめです。
以前タヌロンについてはブログやYoutubeでも紹介しているのでもしよければご覧ください!
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ボルム・レ・ミモザの治安
ボルム・レ・ミモザは基本的には住宅街で、電車も通っておらず、公共交通機関の便もあまり良くないため、治安はそこまで悪くないところです。
ですが、夏にはヨーロッパの富裕層がバカンスで利用する場所であることは、フランスやヨーロッパでは有名なため、そういった人々を狙った集団がいることがあります。
特に気をつけたいのは、車です。
車の中から高価そうなもの(ブランド物のバッグや、サングラス、コンピューターなど)は絶対に見えないようにおきましょう。
旅行バッグが少しでも見えると、そういったものも盗まれる可能性が高いです。
どうしても起こってしまうことはあるため、いざという時のための海外旅行保険に入っておくと安心です。
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です!
ボルム・レ・ミモザの近隣観光スポット
ボルム・レ・ミモザから近いおすすめの村を2ヶ所紹介します!
グリモー(Grimaud)
ボルム・レ・ミモザから車で30分ほどでいくことができる、村と港町がある街です。
過去にYoutubeでも紹介しています!
X(旧Twitter)でも、フランスやヨーロッパの都市や村を紹介しているのでぜひご覧ください!
南フランスにあるグリモーは、サントロペやボルム レ ミモザの近くにあります。
ここは、村の部分と海(港)の部分があって、今回は村の部分を紹介します✨… pic.twitter.com/B6rUAF8GED— Sayaka@南仏在住🇫🇷 旅するブロガー&Youtuber quatre saisons (@quatresaisons44) July 23, 2024
ガッサン(Gassin)
ガッサンというフランスの最も美しい村のひとつが近くにあります。
車ですと約30分ほどで行くことができます。
以前Youtubeに動画を公開したのでもしよければご覧ください。
ボルム・レ・ミモザのおすすめ観光場所
ボルム・レ・ミモザを観光するのに必要な時間は、村だけでしたら、1時間もあれば十分訪れることができます。
以下で主要な観光場所を紹介していきます。
サン・トロヒューム教会(Église Saint-Trophyme)
ボルム・レ・ミモザで一番大きな教会、サン・トロヒューム教会です。
かつて城内に教会が建っていましたが、手狭で荒廃していたため、新しい教会を建てることになりました。
この教会の建設は 1771 年に始まり、1783 年に完成しました。
フランス革命のとき、隠していた壁に描かれたキリスト教関連の絵が1998年にこの教会を修復しようとした際に発見されました。
(それがどの絵かは調べることができませんでした)
こちらの教会、美術館かと思うほど美しい絵が飾ってあります。
ステンドグラスも美しかったです。
壁に直接描かれているフレスコ画でしょうか、これらも大変美しいです。
電話番号:0033 4 94 71 00 08
営業時間:月曜日-金曜日:8:00-19:00 土曜日・日曜日:8:00-20:00
チャペル(Chapelle Saint François de Paule)
チャペル、サン・フランソワ・ド・ポールが駐車場近くにあります。
ボルム・レ・ミモザには5回以上訪れたことがありますが、今回初めてこのチャペルが開いていて嬉しかったです!
外観はとても控えめなチャペルで、駐車場近くにあるので毎回前は通るのですが、実は誰かの家かなと思っていました。
この礼拝堂は、礼拝堂の名前にもなっているサン・フランソワ・ド・ポールとなったフランチェスコ マルトティーロ(Francesco Martotillo読み方が違うかもしれません💦)に感謝して、1560 年にボルム・レ・ミモザの人々によって建てられました。
こちらにある絵もとても素敵でした。
ステンドグラスは、ステンドグラス芸術の純粋な伝統に基づき、1993年にステンドグラスの名手によって修復されました。
この傑作は、鉛にはめ込まれた2500枚の口吹きガラスで構成されていて、またこの作品はサン・フランソワ・ド・ポールの生涯を想起させ、この地方の動植物を描いているのだそうです。
お城(Le château des Seigneurs de Fos)
ボルム・レ・ミモザのお城は、上がったところにあります。
お城までは結構長い階段を上がるので暑い日はお水お忘れずに!
(運動不足の私にはしんどいです)
お城の場所からの眺めは素晴らしいです。
この写真は1月に撮りましたが、桜のような花びらがつくアーモンドの木がありました。
お城は正面から写真を撮っておらず、こんな横の写真ですみません!
この城の建設は1257年に始まり、14世紀まで続きました。
1654 年から、この城は修道院としてだったり、共和国軍の兵士の兵舎としてだったりと色々な用途で使用されるようになりました。
1900年以降、半ば取り壊された城は数人の個人によって購入され、荒廃した外観を保ったまま復元されました。
1931年1月12日には歴史的建造物に指定されました。
ブレガンソン要塞(Le Fort de Brégançon)
ボルム・レ・ミモザの海側にはブレガンソン要塞という大統領の別荘があることでも知られています。
1968年、ド・ゴール将軍の提案により、別荘となりました。
ブレガンソンは高さ35mの岩の小島で、現在は長さ150mの桟橋で海岸とつながっています。
紀元前400年、ギリシア人はリグリア人と交易するため、この地に交易所を設置しました。
現在は一般公開をしていますが、ガイド付きで見学することができます。(大統領の使用中の時期を除きます)
1グループ最大で20名、2時間半のツアーです。ひとり12ユーロかかります。
現地にはチケット売り場などなく、予約していないと入ることができません。
電話番号:0033 4 94 01 38 35
予約はこちらから(大統領使用時などは予約自体できないかもしれません)⇨https://boutique.bormeslesmimosas.com/fort-de-bregancon/visite-du-fort-de-bregancon
ミモザやブーゲンビリアの花々を楽しむ
ボルム・レ・ミモザは1月中旬くらいから2月上旬くらいまでミモザを楽しむことができます。
わたしはミモザの時期に3回訪れたことがありますが、ちょっと早すぎたり遅すぎたりで満開の頃に出会えたことがまだありません。
この写真は2022年2月9日に撮影しました。
ミモザは少し残っていましたが、もうだいぶ終わりに近づいていました。
この写真は2021年1月5日に行った時に撮りました。
ちょっと早い感じですね。
またミモザはParc du Cigalouという公園からでも見ることができます。
これは2019年1月12日に撮影した写真です。
もう少し多くのミモザを見ることができました。
公園の場所はこちら(googleマップが開きます)⇨https://goo.gl/maps/UaJpw6A6KfNAH3NS6
また、ミモザの咲く時期は観光客は来ますが、村自体は閑散期のためお店はほとんどやっていません。
上の写真のようにとても静かです。
また、6月から8月くらいはブーゲンビリアが満開になります。
こちらのドアも可愛いおうちのブーゲンビリアはとても美しいです。
冬に撮ったこのおうちの写真。
ほんの少しお花が残っていて驚きました!
トンネルからも見えます。
ブーゲンビリア以外にもたくさんの花を見つけることができます。
これは多分アサガオです。
アジサイもかなり咲いています。
私の住むプロヴァンス地方ではあまりアジサイを見かけないのではじめてこの地域に来た時、こんなに暑くてもアジサイが咲くんだ!と驚きました。
この黄色いお花もよく見かけます。
これら以外にもたくさんお花があります。
みなさんも行った際はお花を見るのも楽しんでください!
ボルム・レ・ミモザのマルシェ(朝市)は3ヶ所で開かれています
ボルム・レ・ミモザのマルシェは3ヶ所で開かれています。
- Marché du village(村で開かれている朝市)
- Marché du Pin(Pinという広場で開かれている朝市)
- Marché de la Favière(Favièreで開かれている朝市)
○村がある丘の上の朝市(Marché du village)は、毎週水曜日の午前中に開かれています。
場所はチャペルのすぐ近くでした。
1月に行きましたが、2-3店舗しか出ていないかなり規模の小さい朝市でした。
○パンという地域で開かれている朝市(Marché du Pin)は 毎週火曜日の午前中に開かれています。
場所はPlace de Pin で開かれているそうで、場所はこちらの地図から見れます。
⇨https://goo.gl/maps/iRNyRbgjrknTvBCS9
○Marché de la Favière 5月から9月までの毎週土曜日に開かれています。
場所は海に近い方で、こちらの地図から確認できます(どうやら夜もマーケットが開かれることがあるようです)
⇨https://goo.gl/maps/xdHVCY1YZMrLAPTL8
ボルム・レ・ミモザで購入したお土産とおすすめのショップ
2023年に訪れたときにミモザに関する商品を販売していたのでこちらのお店に入りました。
店内はこじんまりとしたお店でしたが、可愛いものがたくさんありました。
ハチミツもいろんな種類がありました。
オリーブ関連の商品も結構ありました。
オリーブオイルのタオルが可愛くて、購入するかどうが最後まで悩みました。
ビールやレモネードもあります。
ラベンダー関連の商品もありました!
ミモザ関連の商品は入り口に置いてありました。
また写真はありませんが、レジの近くにはお菓子も置いてありました。
今回私たちが購入したもの。
・ラベンダー入りのレモネード
・イエールのビール
・ナベット(南仏のビスケット)のオレンジフラワー味
トータルで14.10ユーロ(2100円くらい1ユーロ150円計算)でした。
ボルム・レ・ミモザおすすめカフェでアイスを食べる
私たちはお土産を購入した隣のカフェでアイスを食べました。
こちらのお店は、お土産やさんのマダムの旦那さんがやっているお店でした。
私たちはアイスとレモネードを購入しましたが、他にも軽食もとれるようでした。
私たちがいただいたアイスとレモネード。
レモネードは、わたしが購入したレモネードと同じもので、ラベンダーなしのものです。
わたしはブラッドオレンジ、彼はピスタチオと見えないですが、グランマルニエ(Grand Marnier)というオレンジのアルコールのアイスを注文しました。
とても暑い日だったので、ピスタチオ以外はどれもさっぱりと酸味も程よく感じられて美味しかったです。
ボルム・レ・ミモザまでの行き方
ボルム・レ・ミモザまでは、車あるいはバスで行くことができます。
私たちが実際に使用した駐車場
ボルム・レ・ミモザの駐車場は、今までは全て無料でしたが、2023年の夏に行くとこんな建物ができていました。
場所はこちらです。
こちらは有料ですが、もっと下へ下がっていくと無料の駐車場があります。
今回私たちはそこに停めました。
今までボルム・レ・ミモザの駐車場は6月などの混んでいる時期は狭いし、場所を見つけるのが大変でしたが、現在はかなり余裕もあってとてもよかったです。
ボルム・レ・ミモザへバスでの行き方
ボルム・レ・ミモザへはバスで行くことができます。
ただ本数はとても少ないので注意が必要です。
バスは、サントロペからトゥーロンまで行く878番のバスで行くことができます。
バスの時刻表はこちら⇨バスの時刻表
またバス停からも結構歩きます。
バスを降りる停車駅は、Le pinというところでここから15分ほど歩きます(上り坂です)
まとめ
今回は、ボルム・レ・ミモザについて紹介しました。
ボルム・レ・ミモザはお花が好きな方なら特におすすめしたい南フランスの村のひとつです。
わたしが訪れた6月はブーゲンビリアだけでなく、他のお花もとても美しく、たくさん写真が撮りたくなってしまいました!
バスで行くと少し時間もかかりますが、その大変だった分、村を散歩すると美しくて絶対行ってよかったと思うでしょう!
ぜひ機会がありましたら訪れてほしいと思います。
また、わたしはフランスの最も美しい村を訪ねる旅をしています。
フランスの最も美しい村を全て紹介した本があります。
日本語版はこちらです。少し以前のものですが、眺めているだけでもワクワクすると思うのでご興味がありましたらぜひ♪
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sayalog Youtube
もチャンネル登録ぜひよろしくおねがいします!2021年の6月にYoutubeに公開したボルム・レ・ミモザの動画です。
100万回以上の再生数があった動画で、今でもたくさんの方に見ていただいています。