こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@tofurabbit)です!
私の住む南仏・プロヴァンス地方にはたくさんの小さな美しい村が数多くあります。
そこで今回は、フランスの最も美しい村のひとつとしても選ばれている、"ルシヨン(Roussillon)"と言う村についてご紹介したいと思います。
2022年6月にも訪れて現在Youtube動画でも紹介しています。
お時間ありましたらぜひご覧ください!
ルシヨンの基本情報
ルシヨンは、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、ヴォクリューズ県にある村です。
ルシヨンは、フランスの最も美しい村にも選ばれている村です。
フランスの最も美しい村についての記事ももしよければこちらをご覧ください。
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ルシヨンのかんたんな歴史
ルシヨンはオークルがたくさん取れる場所として有名です。
ルシヨンの歴史をカンタンに紹介!
昔々、まだルシヨンなどの村々が海の中に存在している時代がありました。
次第に水が引いていくと、あの辺りは熱帯の気候となり湿度が高く、雨がよく降るようになりました。
その雨が降った後のルシヨンの土は水酸化鉄というものが入りあのような色になったと言われています。
18世紀頃、ルシヨンに住む人は砂から色だけをとることに成功し、それを乾かし、その粉を売ったり、オーブンで焼いて別の色にしたりしました。
そのオークル色をまずはアプトへ、その後マルセイユへと販売を広げていき、マルセイユから他の国へとも運ばれていきました。
当時は、絵を書くペンや絵の具、食器、服、お化粧品や食品など様々なものに使われていました。
ルシヨンはとてもこの産業において成功し、経済を支えてきました。
しかし1952年、こういったナチュラルのものでなく、人の手によって作られた科学的なものを使用し、たくさんの色を簡単に作ることができるようになったため、この産業は衰退し、オークルを作る工場はどんどん閉鎖していったそうです。
現在、ルシヨンの村にはそのオークルを使って建てられた建物がたくさん残っています。
また、その色が退色していって可愛いらしいピンク色に近くなった建物もあり、現在はピンクの村としても有名なルシヨンとなりました。
ルシヨンの近隣観光スポット
ルシヨンの周りには他にもフランスの美しい村がたくさんあります♪
ボニュー
高台の上にある村らしい村です。
ルシヨンのように夏でもそこまで賑やかな感じではなく、お店などはあまりなく、住宅街が多いため、ゆったりと古い街並みを楽しむことが出来ます。
ブログでも紹介しています!
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ゴルド
フランスの最も美しい村のひとつであるゴルドです。
この村は、村を外から見たこの風景がとても有名だと思います。
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ルシヨンのおすすめ観光スポット
わたしがぜひ紹介したいルシヨンのおススメ観光場所を以下で紹介していきます。
ルシヨンの村のかわいい建物や街並みを楽しむ
ルシヨンの村は、先ほども書きましたが、ピンクの村としても有名です。
このようなピンク色の建物がたくさんあります。
このすぐ近くで猫にも遭遇しました。
2022年に訪れた時はかなり暑かったので全く見ませんでしたが、暑くなければ日陰などでは遭遇率が高いと思います。
村のシンボルである時計塔も可愛いらしい色です。
村の上には展望台もあります。
近隣の村々を眺めることができますが、柵が結構誰にでも超えられそうな作りになっています。
ですので、こんな看板も。。。
特にお子様と一緒の場合、気をつけましょう!
場所は、BELVÉDÈRE - MIRADOR というところです。
眺めのいい場所は歩いていると他でも見つけることができます。
トンネルから見える景色も素敵です。
また季節にもよりますが、春や夏には美しく咲く花も楽しめます。
こちらのおうちはジャスミンのお花がドアを囲んでいてとても良い香りでした(ハチもたくさんいました!)
ルシヨンのオススメ観光、オークルの道をトレッキング!
ルシヨンでは、オークルの道をトラッキングできます。
"Le Sentier des Ocres"と言う名前で、場所は以下の通りとなります。
こちら、2コースあって、60分あるいは30分のコースと選択できます。
また入場料が3ユーロかかります。
結構しっかり歩くコースのようですので、サンダルなどではなく、砂まみれになってもいいような靴やお洋服で行くのがいいと思います。
住所:sentier des ocres, 84220 Roussillon
営業時間:7月8月:9時〜19時半 ※その他の月は公式ホームページをご覧ください。
公式ページ:http://roussillon-en-provence.fr/ocres.html
ルシヨンのオススメ写真スポット
ルシヨンはとても美しい村で、インスタ映えするような場所がたくさんあります。
まずはこちら、村の全体を見ることができる場所があります。
時期によってはこの様な感じでラベンダーやラベンダーに似た紫色の花と一緒に写真を撮れます。
場所は先ほど紹介したアイスクリーム屋さんのところです。
もう1ヶ所は市役所前
いつもお花が飾ってあって、建物とドアの色の相性もよくとても素敵なスポットです。
私が行ったときはできませんでしたが、よくここの前でインスタグラマーのような方が写真を撮っているのを見かけます。
2022年に行った時はわたしもせっかくなので撮ってきました!
少し上ったところに市役所を見ることができる場所があるのでこちらもおすすめです(落ちそうで怖かったです笑)
最後にわたしが好きだった家の前。
ツバメの飾りが赤い色の壁の色にとてもあっていてかわいいです。
Rue des Bourgades(ブルガード通り)沿いの通りにある家です。ただこちら個人の自宅の前ですので、あまり大声を出したり大勢で行ったりすると自宅で静かにしている方にやめてくださいと言われることもあるのでご注意の上お願いいたします。
ルシヨンで購入したお土産と可愛い雑貨屋さん
ルシヨンには可愛いお店がたくさんあります。
この雑貨屋さんとかついつい入りたくなってしまいます
ルシヨンにはアーティストさんがたくさんいるのでお皿を作ったりしているアトリエで販売もしたりしています。
こちらはわたしが行ったレストランの近くにあったお土産やさん。ラベンダーのものなどがたくさんあって素敵でした。
時間があればぜひ入りたかった!
わたしはアイスクリームを食べた後にたまたま隣にあったお店にポストカードがたくさんあったので入ってみることにしました。
わたしはお土産にポストカードを買いました。
一枚2ユーロとちょっとお高めでしたが、送るための封筒(一番左)もついていました。
元々はルシヨンのオークルを利用して作った絵の具用品などを販売しているお店ですが、ポストカードもすごくたくさんの種類があってよかったです。
店内にはこのような感じでたくさんの粉末状の絵の具がたくさん!
色の種類の多さに驚きました。そして色に付けられている名前を見るのも大好きです。
住所:Impasse des Ocres, 84220 Roussillon
https://www.lacompagniedesocres.fr/index.php
ルシヨンの教会
2022年に訪れた際、初めて教会に入りました。
教会の正面は17世紀に作られたものだそうです。
この教会は11世紀末から12世紀前半にかけて、現在のこの石灰岩造りで建て直されました。
教会内では、18世紀の聖歌隊やポトヴァンの作品、洗礼盤、サンミッシェル像、十字架上のキリスト像などを鑑賞することができます。
ルシヨンのオススメレストラン・スイーツ
私が前回利用してとても良かったレストランとアイスクリームショップを紹介します。
ルシヨンのオススメレストラン、La Treille
2022年6月に南フランスの村、ルシヨンへ行った際に以前訪れた時にも利用して気に入ったレストランLa Treilleを紹介します!
こちらのレストランにはぶどうがなっているのですが、171年もここで実らせているんだとか!
すごいですね。どんなお味か頂いてみたいものです。
私たちがこちらを選んだ理由は、ルシヨンは通りの道が狭く、テラス席で食べていると少し落ち着かないなと思ったためテラス席でも独立した席があったこちらのレストランにしました。
こんな感じで囲まれた席だったので落ち着いて食事ができました。
住所:Rue du Four, 84220 Roussillon
電話番号:+33 4 90 05 64 47
営業時間:12時〜21時 日曜日が定休日です
メイン
私たちはこちらのレストランに2020年と2022年の2度訪れました。
2020年の時に注文したものはこちらです。
わたしは、オムレツ、彼はモッツアレラチーズと生ハムが入ったサラダを注文していました。
どちらもとっても美味しかったです。
2022年の時に注文したのはこちらです。
彼は牛肉のアントルコート(リブ肉) 私はマッシュルームとチーズが入ったオムレツを注文しました。(またオムレツを頼んだわたし笑)
お肉のソースにはロックフォールというプルーチーズが使われていて、これがとっても美味しかった!お肉の焼き加減はア・ポワン(ミディアムレア)です。
オムレツの中にはハーブがたくさん入っていました。
夏は暑くて旅も体力勝負なのでしっかり食べて力をつけた方がいいですね!
デザート
デザートは2022年に訪れた時にのみ彼が注文しました。
メレンゲがのったレモンタルトを注文しました。ソースは多分フランボワーズを使っています。(酸味があって美味しかったです!)
店内の様子
私が訪れた時は2020年、2022年ともテラス席を使用しました。
お手洗いはキッチンなどがある店内にあります。
いつもですが、最初は空いていますが、13時くらいになってくるとだんだん混んできます。
最初にも書きましたが、テラス席でも仕切りがあるので落ち着いて食べれることがとても嬉しいです。
こちらのレストランはとてもカジュアルで気軽に食事ができるところが気に入っています。
お値段も割とお手頃です。
ちなみに2022年に訪れた時は、メイン2つとデザート、食後のコーヒーひとつとガスのお水を注文して、43ユーロでした。
今回私たちが訪れた時はたまたま予約せず入ることができましたが、7月8月などは予約をすることをお勧めします。
美味しいラベンダーのアイスがいただけるアイスクリーム屋さん
南仏・プロヴァンス地方へいらしたら機会がありましたらぜひ食べていただきたいもの、それはアイスクリームです。
ルシヨンは今年の6月に行くのが2度目でしたが、初めて行ったときに並びすぎていて入れなかったアイス屋さんに入ることにしました。
それがこちらのお店、"Côté Sucré Salé"というアイスクリームやさんです。
アイスを持っている後ろ側に見えているおみせです。
わたしはラベンダー好きなので、あれば必ずラベンダー味をいただきます。
こちらのラベンダーのアイスはとっても美味しかったです♡
彼はダブルで、わたしはシングルで頼んで、合計で7,50ユーロでした。
運が良ければ、席が空いていて良い眺めを見ながらアイスクリームをいただくことができます。
住所:61 Avenue de la Burlière, 84220 Roussillon
2022年にもこちらのアイスクリーム屋さんを再訪しました。
今回わたしはバジルとストロベリー、彼はパンナコッタを注文しました。
バジルは想像していたよりもかなり美味しくてさっぱりしていながらもちょっと甘みもあってまた次回行ったら食べたいです!
ルシヨンのマルシェは週に一度、木曜日の午前中に開催
ルシヨンでは毎週木曜日の午前中ににマルシェが開かれています。
私が行ったときはもう12時ごろの終わりかけの時間で、片付けをぼちぼち始めている人もいましたが、フルーツと野菜を買って帰るという目標だけは達成できました。
お野菜などよりもどちらかというと日用品などを販売している方が多いようなマルシェでした。
私が訪れたのは2020年6月で、外出制限が終わって割と直後だったので出店が少なかったのかもしれません。
マルシェは観光客だけでなく、地元の人も集まってきていて村の雰囲気も味わえるので、開催されていればぜひ行くことをオススメします!
詳しい情報はこちらもオフィシャルページの中にも書いてあります→オフィシャルページへはこちらからいけます。
開催されているのは、La place du Pasquier と言う場所です。
場所はこちらですが、グーグルのにかかれている時間帯が日曜日以外毎日開催となっています。
オフィシャルホームページに書かれているのは木曜日だけで、観光案内所にも電話して聞いてみましたが、木曜日だけと言っていたので、なぜこの日程になっているかはわかりませんが、オフィシャルでは木曜日だけとのことですので、日程をお間違えなさいませんようにご注意ください。
ルシヨンの行き方
ルシヨンまでは車あるいはバスで行くことができます。
車で行く場合
ルシヨンの村の中には駐車場がいくつもありますが、夏のヴァカンスシーズンなど、場所を見つけることが難しい場合は、待つこともあります。
駐車場代は1日3ユーロ(2020年6月現在)でした。
※公式ホームページには3月から11月中旬以外は無料と書かれていました。
バスで行く場合
バスは、本数がかなり少ないので注意が必要です。
バスは東のアプト(Apt)からボニューを通ってルシヨンまで行く方法と、西のカヴァイヨン(Cavaillon)からゴルドを通ってルシヨンを行く方法があります。
バスは17番というバスで、どちらも平日のみで1日1本だけの運行となりますので、乗り遅れると次の日まで待たなくてはいけなくなるので遅れないように、時間に余裕をもってバスをお待ちになる方がいいと思います。
(フランスのバス事情、何があるかわからないので、予定時刻の10分以上前にはバス停で待機するほうが安心だと思います)
バス停は以下の地図にあります、"Pharmacie Chauvet"さんのお店の前です。
バスの時刻表はこちらに載せてあるのでもしよければごらんください→バスの時刻表(ルシヨン)
※2023年7月に最新の時刻表に更新しました。
現在南仏のバスは番号を変える作業を行なっていて、このバスも以前は17でしたが、現在は917となっています。
また、私が現地で撮ってきたものもあります。
こちら、わたしが2020年6月に撮ってきたものですので、詳しくはまたご自身でもご確認お願いします。
現地ツアーで訪れる方法
車は、運転に自信がないし、バスはあまり来ないから。。。と思っていくのを躊躇している方は、日帰りなどのツアーをオススメしたいです!
一見割高に見えるかもしれませんが、また何年か後に訪問して。。。なんて思っていると、今回みたいなコロナ禍になったりしてまた長い期間旅行に行けないことがあるかもしれません。
旅は、行きたいと思った時が行きどきです!
そんな時はぜひ現地発の少人数のツアーなどを利用してみるのはいかがでしょうか。
ベルトラは日本語でも予約できますし、ツアーによっては日本語の話せる運転手さんが案内してくれるので安心です。
○リュベロン地方の小村(リル・シュル・ラ・ソルグ、ゴルド、ルシヨン)+シャトー・ヌフ・デュ・パプ訪問ツアー<終日/日本語ドライバー/アヴィニョン発>
○リュベロン地方 3つの村めぐり観光ツアー ゴルド&ルシヨン&景勝地フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ <半日/日本語または英語ガイド/アヴィニョン発>
まとめ
今回は、南仏プロヴァンスにある、フランスの最も美しい村のひとつ、ルシヨンについて紹介しました。
村自体はそこまで大きくなく、数時間あれば全て見れてしまうくらいの大きさですので、ぜひゆっくり滞在してあちこち散策してみてはいかがでしょうか。
バスの本数は少ないですが、レンタカー等ではない個人旅行や女子一人旅などでも決して行けないわけではないので、バスの時間等よくご確認の上計画してみてください。
私のブログが少しでもこれから旅する方への役に立てると嬉しいです!
また、わたしはフランスの最も美しい村を訪ねる旅をしています。
今回ご紹介したルシヨンもそのひとつです。
フランスの最も美しい村を全て紹介した本があります。
日本語版はこちらです。少し以前のものですが、眺めているだけでもワクワクすると思うのでご興味がありましたらぜひ♪
眺めているだけでも楽しいと思うので、癒されたい時に、または次回の旅行の計画を立てるときの参考にしてみてください♪
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