こんにちは、南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です！
今回は、南仏・プロヴァンスにあるフランスの最も美しい村のひとつであるゴルド(Gordes)について紹介します。
毎年、世界中から沢山の観光客が訪れる大変人気のある南仏の観光地のひとつです。
南仏には素敵な村がたくさんありますが、人気だけでいうとゴルドがベスト3には入るのではないかなと思っています。
2006年にアメリカで映画化された、ピーター・メイル氏の「プロヴァンスの贈りもの(A Good Year)」の舞台ともなった村です。
フランスの最も美しい村についてはこちらの記事もご覧ください。
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Contents
ゴルドの基本情報
ゴルドは1977年に地方自然公園に制定されたリュベロン地方にあります。
私はだいたい車で行きますが、行く場合は日曜日で、朝はリル・シュル・ラ・ソルグで朝ごはんを食べて蚤の市へ行ったあと、ゴルドへ行くのでお昼前くらいに到着します。
リル・シュル・ラ・ソルグから車で20分ほどでいくことができます。
この看板が見えてくるともうすぐかな♪とワクワクしますよね。
またセナンク修道院が割と近くにあるので、車利用の場合はそちらとセットで行く方が多いです。
なんといってもゴルドはこの鷲の巣のような形をした外観が印象的です。
この形は自然にできたものではなく、住民たちが家を建てたり、村の中を人が住めるように変えていくために石を削ったりしてできたものだそうです。
まさかその時は将来こんなに有名な観光場所になるだなんて思ってもいなかったでしょうね！
近隣の観光スポット
ゴルドの近くには美しい村に認定されたところがたくさんあります！
ルシヨン（Roussillon）
ゴルドから車で15分くらいで行くことができる、オークルの産地として有名な村です。
別名ピンクの村とも呼ばれ、建物がピンク色にも見える素敵なところです。
ゴルドとセットで観光する方が多いので、レストランなどに入ると
「あの人ゴルドで会ったな・・・」
なんてこともあるでしょう！
ブログやYoutubeでも紹介しているのでぜひご覧ください。
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ヴナスク
ゴルドから北に25分ほど車を走らせるとヴナスクという小さい山上にある村に行くことができます。
こちらもフランスの最も美しい村のひとつで、ゴルドやルシヨンほど観光客も多くなく、村も大きくないため1時間もあれば十分楽しめると思います。
おすすめはチェリーのお土産（特にジャム！！）で、それに関してはブログやYoutubeでも紹介しているのでぜひご覧ください！
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ゴルドを訪れるベストシーズン
ゴルドを訪れるのは春から夏にかけてが一番おすすめです。
世界中で大人気の村なだけに、とても混みますが、その分マルシェは大きく、お店も休みなくほとんど毎日オープンしています。
私は秋も紅葉が美しくてオススメですが、お店が休みだったり、マルシェはかなり小さめだったりするため、静かに散歩を楽しみたい方に特に良いと思います！
ゴルドの治安
ゴルドは車やバスなどを利用しないと行くことができないため、基本的にはそんなに治安の悪い場所ではありません。
むしろ、近辺ヨーロッパの裕福な人々の別荘があるのでかなり治安も良い方だと思いますが、日本にいる時と同じ感覚でいるとスリなどに会うこともあるので気をつけましょう！
身につけるものはなるべくどのブランドかわからないものにしたり、目立つような服装よりもできるだけジーンズにスニーカーといったフランス人の普段着ような服装をオススメします。
何かあった時のために海外旅行保険や、クレジットカードにもともと付帯されているカードを持っていくなどは準備されていた方が安心して旅行ができると思います！
エポスカードは年間費が無料で、2023年10月からは利用付帯となりますが、交通費のひとつだけでもエポスカードで支払うと、海外旅行保険が適用になるので大変お得です！
ゴルドのおすすめ観光
ゴルドはそこまで大きな村ではないので、数時間もあればじゅうぶん村の中をまわれてしまいます。
下記でそれぞれわたしのおすすめをご紹介させてください。
ゴルドのオフィシャルサイトはこちらです。
https://www.gordes-village.com/
ゴルドの城
ゴルドのお城は1031年からありましたが、1535年に再建築されました。
入るための料金は6ユーロ(2024年3月現在)です。
お城の入り口。
ゴルドのお城は展示室のようになっています。
わたしは一度中に入ったことがありますが、展示よりも建物がとても素敵で見入ってしまいました。
デザインがひとつひとつ繊細で、美しく、上まで登っていく螺旋階段も歴史を感じました。
この古い建物を残しておくのはさぞ大変なんだろうなと思いました。
ただ写真が全然なくてすいません。
ゴルドの教会"Eglise Saint-Firmin（聖フィルマン教会）"
ゴルドの教会、Eglise Saint-Firminはお城の近くにあります。
ゴルドの最初の教会はベネディクト会修道士によって、11世紀末から12世紀初頭にかけて建設されました。
17世紀末には多くの修繕が行われるも、教会の修理状態は非常に悪くなっていったため、教会は取り壊され、村の守護聖人・聖フィルマンに捧げられた新しい現在の教会を18世紀に建てました。
内装は木製で壁にはカラフルな色使いが素敵な教会です。
この横側のブルーもとってもきれいですね。
教会は狭いので、春から夏にかけての観光シーズンは写真を撮るのも難しいほど混んでいる時があります。
この教会内の写真は2019年9月に撮りました。
街歩き
ゴルドは路地が多く、たくさんの写真スポットがあります。
どの路地も素敵でついついカメラを向けたくなります。
わたしは夏は混んでいるのであまり行きませんが、秋になると紅葉が大変美しく、ここ数年は毎年訪れています。
観光客もかなり少なくなるのでおすすめです。
私が写っている写真で恐縮ですが、紅葉と私の着ているカーデガンがあっている気がしてとても気に入っている一枚です。
歩いていると素敵な風景に出会えるので、やはり楽しいですね！
マルシェは毎週火曜日の午前中に開催
マルシェは毎週火曜日の午前中に開かれています。
2020年の10月に行ってきました。
想像していたよりも大きな規模で行われていましたが、食べ物系が少し少なかったように思えました。
やはり10月ですと、閑散期なので出店者さんも夏ほどは多くないのだと思います。
2022年の8月にゴルドを訪れた際のマルシェはとても賑やかで、たくさんのお店が出店していました。
こちらのマルシェの様子をyoutubeの動画の方にのせているのでもしよければごらんください。
ゴルドのオススメレストランLa Bastide de Pierres
ゴルドでレストランは何件か行ったことがありますが、おすすめのレストランは、La Bastide de Pierresというレストランです。
ここはとても気に入っていて2度入ったことがあります。
南仏らしい雰囲気と、アンティークのお皿で運んできてくれるので、どのお皿が来るのかなぁと古物好きなわたしにはワクワクできるとても嬉しいお店です。
もしよければ行った際の記事があるので、ご覧ください。
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ゴルドの全体像を撮るならここ！南仏在住者が教えるゴルドの絶景を独り占めできる写真スポット
車で行くならぜったいオススメしたい場所をこっそりご紹介します。
車で行くと必ず通ると思いますが、どこから入るのだろ？と思うと通り過ぎてしまう駐車場があります。
ここ、外国人観光客を載せた大きなバスが夏などには混み合ってます。
特に中国系の方は、ここで写真だけ撮ってその後セナンク修道院へラベンダーを見にいいくと友人が言っていました。
グーグルマップでは住所を調べることができなかったのですが、ここです。
赤い矢印がしてあるところが細い道になっているのでそこを通って丸がしてある方へ行くと駐車場になっています。
この駐車場は、駐車というよりも少し長めの停車（停車とは日本だと5 分ほどのみ）が認められているといった感じでしょうか。
混んでいるときは管理している人がいる場合もあるのでレッカーなどされないようにお気をつけください！
ただ、秋や冬などの閑散期はあまり駐車する人もおらずわたしたちは30分くらい停めたりしています。
上の地図のベル・エール通りというところを下っていくとこんな写真も撮れます。
素敵な風景が独り占め・・・な体験ができます。
ただ、停めた車を気にしながらご覧くださいね。
車の中の見えるところに貴重品は置かないようにお気をつけください！
ここを下まで下っていくと村の中に入っていく道もあるので、時間があるなら村の方からここまで歩いてきて写真を撮るのもいいですね！
そのほうが車の心配をしなくてもいいと思います。
view pointと、中国語でも説明されている場所も素敵な写真がもちろん撮れますよ！
ただ、車を停める場所がまわりにはないですので、ちょっと停めて写真を撮ってすぐ戻るという感じになりますね。
以下、私が撮ったそのポイントからの季節ごとの写真です。
まずは春。
このピンクの花が咲く時期は短いので南仏在住の写真仲間に今いい時期だよ！と教えてもらって撮りに行きました。
秋。ちょっと位置が微妙ですがこれもとても気に入っている写真です。
いつか朝日と夕暮れどきを撮りに行きたいと思って計画していますが、なかなか予定が合わずまだ行けていません。
今年は行けたらいいなと思っています！
ゴルドにもラデュレができました！
2022年8月に訪れた時、なんとマカロンで有名なパリのパティスリー・ラデュレを発見しました！
嬉しくなってマカロンを購入しました。
店内は他のパリにある店舗と変わらないようでした。
ゴルド限定商品もありませんでした。
自宅に帰ってからマカロンは美味しくいただきました。
店舗のすぐ横に夏はアイスも購入できます。
彼はアイスを食べていました。
入れ物も可愛いですね！
こちらのラデュレはレストランも併設されているようで、食事をしている方もいました。
いつか機会があれば入ってみたいです。
こちらでの買い物やアイスを食べた時のことをYoutube動画でも紹介していますのでもしよければご覧ください。
ゴルドへの行き方
ゴルドへはバスあるいは車で行くことができます。
下記にてそれぞれ説明していきます。
車での行き方
駐車場は村の中には私は1か所しか知らないのでいつもそこでいれています。
夏の混む時期は駐車場待ちをしています。
また、駐車場に入る前に係の人がいてそこで現金で支払いますが、11月などの閑散期は駐車場の料金を支払う機械があるのでそこで買います。
⇨最近は、夏でも係の人はいなくて、自分で機械を使用して支払った紙を車の見えるところに置いておきます。
確か3ユーロくらいだったと思います。
Route de Mursの方から入ります。
バスでの行き方(2024年6月更新)
ゴルドへはバスは917番というバスのみ通っています。
アプト(Apt)からカヴァイヨン(Cavaillon)まで通っているバスです。
バスの時刻コチラからご覧いただけます。
1日バスが1本しか来ないというのはリスクがあります。
天候が悪かったりなどがあるとバスが遅れたりする場合もあるので、念の為タクシーで行くことも視野に入れたり、現地ツアーを利用したりと考えるのがいいかもしれません。
特にこのような田舎の村めぐりでは、あまり予定を詰めすぎの旅行計画は南仏の旅にはあまり向きません。
バスを利用してお出かけになる際は、時間に余裕を持って計画をたてられるようにお願いします！
現地ツアーに参加する
ゴルドへはバスか車で行くことになりますが、車は運転できないし、フランスに行ける日程が短くて、バスでゆっくり行ってると行きたいところに行けない・・・と思っている方に紹介したい現地ツアー。
いろんな会社が出ていますが、日本人のガイドさんですとこちらのベルトラさんから見つけることができます。
バスやレンタカーよりはどうしてもお高くなりますが、なかなか行くことができない場所に来たなら、たくさんの場所へ行って楽しみたくないですか？
ゴルド以外の村へも希望すれば、行くことも可能なようなので、ぜひ気になればご覧になってみてください♪
まとめ
今回は、フランスの最も美しい村のひとつであるゴルドについて紹介しました。
この地域では特に有名な場所なので、南仏へいらしたらぜひ訪れてほしい村のひとつです。
少し行くのが難しい場所にありますが、苦労していった分、この絶景を見れば疲れも吹っ飛ぶと思います。
また、わたしはフランスの最も美しい村を訪ねる旅をしています。
今回ご紹介したゴルドもそのひとつです。
私が村巡りをするにあたって参考にしているものが２つあります。
1つ目は、フランスの最も美しい村の公式ガイドブックです。
ここには、場所の説明から行き方、名所、ホテル、レストラン、イベント、近くの有名な村や街などが記載されています。
私がもっているのは古いのですが、新しい箇所は自分で付け足したりしています。
公式ガイドブックのフランス語版のほうですとアマゾンフランスでしか取り扱いがないようでした。
またもう1つがこちらの地図です。
いまだにアナログ人間なので、Google mapよりも地図を見ると落ち着きます（笑）
こちらはフランスでは定番のミシュランの地図で、フランスの最も美しい村が記されているバージョンの地図です。
もし将来車でフランスの田舎を回ろうとお考えの方がいらっしゃるのであればこの地図はとても役立つと思います！
日本語の本にもフランスの最も美しい村を全て紹介した本があります。
日本語版はこちらです。少し以前のものですが、眺めているだけでもワクワクすると思うのでご興味がありましたらぜひ♪
本を見ながら次の目的地を探してみてはいかがでしょうか。
＼＼SNSアカウントやYoutubeでもフランス生活の発信をしています／／
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