こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2022年12月にニースにあるシャガール美術館を訪れたので紹介します。
シャガール美術館はニースで絶対訪れた方がいい美術館のひとつだと思っています。
シャガール美術館を訪れたときについての動画をYoutubeにて公開していますのでもしよければこちらも是非ご覧ください。
Contents
シャガール美術館までの行き方と場所
シャガール美術館までは市内から歩いて行くことができます。
場所は以下の地図をご覧ください。
シャガールの美術館があるシミエ地区は住宅街で静かな通りが多い場所ですが、行く途中に大きな道路がある通りを横切って行きます。
治安の問題や特に旅行に慣れていない場合は少し不安になることもあるかもしれないのでなるべく午前中や昼過ぎくらいまでに行くのがいいと思います。
また坂道が多い場所にあるので歩きやすい靴で行くこともオススメします。
電話番号: 0033 4 93 53 87 20
ホームページ: https://musees-nationaux-alpesmaritimes.fr/chagall/en
営業時間:10時〜17時(休館日は火曜日)
(クリスマス時期などでオープン時間が変わることがあるのでホームページなどでよくご確認ください)
シャガール美術館の館内と入場料
シャガール美術館に入る前に荷物を確認するための人が立っています。
その後お土産やさんもある館内でまずチケットを買います。
2024年9月現在、入場料はひとり8ユーロです。
特別展が行われているときはひとり10ユーロとなります!
(クレジットカードでも支払うことができます)
私が訪れたときは特別展が開かれていたので、10ユーロでした。
シャガール美術館のチケットにもシャガールの絵が描かれていました!思い出になりますね♪
一度外に出て展示が行われている別館へ移動します。
別館へ行く途中、小さなカフェを見つけることができます。
私たちが訪れた日はカフェは閉まっていました。(展示を見終わった後空腹状態でだったのでお腹が空きすぎて少ししんどかったです)
お土産やさんでは、シャガールのポストカードやシャガールにちなんだものが販売されていました。
お土産コーナーはかなり狭くて、思ったよりシャガールグッズが少なくて少し残念でした。
私がお土産コーナーにいる時は他のお客さんもかなりいたのであまり写真が撮れませんでしたが、雰囲気がわかってもらえれば嬉しいです!
シャガール以外のアーティストの商品も見かけました。
わたしは、シャガールが昔ラ・フォンテーヌ寓話の挿絵をしていたときの絵が載っている本を購入しました。
購入品は、下記の特別展のところで載せています。
シャガール美術館について簡単な歴史
シャガール美術館は1973年7月7日、シャガールの86歳の誕生日に開館しました。
1969年に当時文化大臣だったアンドレ・マルロー(André Malraux)は、1966年に国に寄贈された「聖書のメッセージ(Biblical Message)」の17点の絵画のシリーズ(創世記、出エジプト記、歌の歌を描いたもの)を展示するための美術館をニースから寄付された土地に建てることを決めました。
シャガールは、このプロジェクトに大変関心を持ち、設計段階から参画しています。
例えば、美術館の中にホールを入れるよう提案しそこにステンドグラスを飾ることや、モザイク画を追加して建物を豊かにしたいと考えたりと、美術館を一緒に作っていきました。
そして1985年に亡くなるまで、オープニングセレモニーに参加したり、コンサートの企画を行ったりと多大な貢献をしてきました。
シャガール美術館の展示室・雰囲気など
シャガール美術館の展示の建物でも荷物検査がありました。
荷物があまり多い場合は、荷物をロッカーに預けるようにと言われるようです。(言われている人がいました)
広々とした空間の中に絵画は展示されていてゆったりと楽しむことができます。
絵を描いたりしている人も見かけました。
赤い色のシリーズだけは近くでは見ることができず遠くからのみ見学ができました。
私はシャガールの描く作品のブルーのカラーが好きで、こちらの天使がアダムを抱いている『人類の創造(The creation of Man)』という作品が一番印象的でした。
(今回この絵を見ることがシャガール美術館に来た目的のひとつでした)
今回訪れてもうひとつ印象的だったのが、この『ノアと虹(Noah and the Rainbow)』
虹が掛かっているのを横たわりながら見ているノア。
虹なのに白?と不思議に思った絵でした。(なぜ白いのかと思っている姿を彼に写真に撮られました)
モザイク画
こちらは窓ガラス越しに見ることができる巨大なモザイク画です。
この絵は預言者エリヤの馬車が弟子に見送られながら天に上る場面で、周りのカラフルな色のものは黄道十二星座を表しているそうです。
ステンドグラス
シャガールのステンドグラスも見ることができます。
この3枚のステンドグラスには、天地創造が描かれています。
このステンドグラスがある部屋は、コンサートホールになっており、ピアノも置いてありました。
こんな美しいところで演奏を聞くことができるなんて素敵ですね。
いつか私もぜひコンサートに行く機会があれば訪れてみたいです。
もうひとつは通常の展示室の白い壁にステンドグラスが埋め込まれていました。
シャガールのブルーのステンドグラスは本当に美しい。
とても吸い込まれるようでずーっと見ていたくなります。
特別展示
私たちが訪れていたときは特別展が行われていました。
ラ・フォンテーヌ寓話の挿絵の展示
シャガールはラ・フォンテーヌ寓話の挿絵も描いていました。
この挿絵がとても可愛くて、ポストカードを帰りにお土産ショップで探しましたが見つからず、本を買うことにしました。
フランス語の勉強にもなるし、シャガールが描いたラ・フォンテーヌ寓話の絵が本当に好きだったので購入できて嬉しかったです。
こちらは15ユーロ(1ユーロ140円計算で2100円くらい)でした。
この本はフランスのアマゾンでも購入することができます。
フランス語の勉強にもなりますし、何より挿絵が可愛い!
おすすめです。
詩集の挿絵の展示
シャガールは詩の挿絵にも力を入れていたようで、とてもたくさんの詩の挿絵を見ることができました。
これらの展示は2023年の1月9日で終了となったようです。
見ることができてとてもラッキーでした!
シャガール美術館までの行き方
シャガール美術館までは市内から歩いて行くことができます。
ただ上り坂があるので少しきついところもありますが、雨さえ降っていなければ十分歩いて行くことができます。
シャガール美術館まで行けるバス停も見つけました。
シャガール美術館まで行くことはできるバスは5番で、このバスでもう少し北にあるマティス美術館へも行けるようです。
バス代は1回1,5ユーロで、1日券は5ユーロです(2023年1月現在)
ニースのバスはLignes d'Azur(リーニュダジュール)と呼ぶそうで、5番線の時刻表はこちらから見れます。
ニースを訪れたときに利用したホテル
ニースを訪れた時、私たちが住むエクス=アン=プロヴァンスから2泊3日の旅に出かけました。
その時に利用したホテルは、ベストウェスタンプラスホテル・ブリスガーデンニースというところです。
朝食はたまたまBooking.comの会員の特典で無料でしたが、とても豪華で2日間とも楽しめました。
ニースにしてはお値段もとてもお得で機会があればまた泊まりたいなと思いました。
予約や詳細はこちらから見ることができます(Booking.comのサイトに飛びます)⇨こちら
ブログでも紹介しているのでぜひご覧ください。
-
南フランス・ニースのホテルの宿泊記!朝食も美味しいお手頃価格のオススメホテル♪ ベストウェスタンプラスホテル・ブリスガーデンニース(Best Western Plus Hôtel Brice Garden Nice)
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です! 2022年12月にニースへ1泊2日の旅をしてきました。 駐車場がついていて、お手頃価格で、中心地にあるホテル.... ...
続きを見る
その他オススメシャガールの作品が見られる場所を紹介!
私はシャガールの作品が大好きで、機会があれば少しずつあちこち訪れています。
シャガールのステンドグラスはドイツのマインツという小さな教会にでも見ることができます。
私の彼の親戚がマインツに住んでいるのでよく訪れるので、行くことができました。
ブログでも紹介しています。
-
ドイツ・マインツでシャガールのステンドグラスが見れる教会(聖シュテファン教会 St. Stephan)を紹介!
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@tofurabbit)です! わたしの彼のおばさんがドイツのマインツに住んでいるので、私たちも時々訪れることがあります。 一番最近訪れたのは2019年4月で ...
続きを見る
また、シャガールのステンドグラスはストラスブール近くの街・メッス(Metz)の大聖堂にもあります。
こちらもブログで紹介しています。
-
【フランス・メッスのおすすめ観光地・大聖堂】サンテティエンヌ大聖堂にあるシャガールのステンドグラスは必見です!
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です! 2019年8月にロレーヌ地方にあるメッス(Metz)へ行ってきました。 メッスには美しいゴシック様式の大聖堂があり、 ...
続きを見る
わたしの住む南フランスのエクス=アン=プロヴァンスでシャガールの特別展がありました。
その訪れた時のブログももしよければ是非ご覧ください。
-
南仏の街・エクス=アン=プロヴァンスで行われたシャガール特別展に行ってきた!展示が開催された美術館、オテル・ド・コーモン (Hôtel de CAUMONT)についても紹介!
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です! 突然ですが、私はシャガールが大好きです。 私の住むエクス=アン=プロヴァンスにある美術館、Hôtel de CAUM ...
続きを見る
まとめ
今回はシャガールの美術館について紹介しました。
シャガールのこれだけの作品を間近で、また午前中に訪れたので混んでおらずゆっくり見れて大満足でした。
特別展も今まで私が見たことのないシャガールの違った貴重な一面の絵も見れて、良かったです。
ニース近くにはたくさんの有名な画家の美術館があります。
カンヌ近くのル・カネで晩年過ごしたピエール・ボナールをご存知でしょうか。
ニースから少し離れていますが、日帰りで十分行くことができるのでぜひ彼の美術館へもいってみられてはいかがでしょうか。
ブログでも紹介しているのでぜひご覧ください。
-
南フランスのピエール・ボナールの美術館へ行ってきた!ピエール・ボナールについても紹介!ニースから電車で行けます。
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です! 2022年12月、南フランス・カンヌという街の近くにあるピエール・ボナール(Pierre Bonnard)の美術館へ ...
続きを見る
\\SNSアカウントやYoutubeでもフランス生活の発信をしています//
コーヒーやおうちカフェ、日常についてはsayalogというYoutubeチャンネルのインスタでも紹介しているのでもしよければぜひフォローお願いします。
Instagram(sayalog)
@sayalog_insta
主にストーリーズに私の日常をのせています。♪私のインスタグラムの本アカです。
ストーリーズでも旅したキロクやでかけた先での写真や動画をシェアしています。
皆様からのフォローやいいね、コメントが励みになっています。どうぞよろしくお願いいいたします。
インスタグラム(フランスの美しい景色を紹介しています)
@tofurabbit
フランスの旅や景色を載せているアカウントです。この写真から入れます♪カトルセゾンのYoutubeをはじめました!基本毎週金曜日に南仏の村や朝市、蚤の市などを紹介しています。
もしよければ是非チャンネル登録をお願いいたします。
Youtube
quatre saisons Youtube
もチャンネル登録ぜひよろしくおねがいします!2022年からsayalogというYoutubeチャンネルを始めました。
こちらはわたしのフランス生活のことや趣味、カフェ巡り、ショッピングなど生活について発信しています。こちらもぜひ登録お願いします。
sayalog Youtube
もチャンネル登録ぜひよろしくおねがいします!