こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@quatresaisons44)です!
2022年12月、南フランス・カンヌという街の近くにあるピエール・ボナール(Pierre Bonnard)の美術館へ行ってきました。
ピエール・ボナールは、19世紀後半〜20世紀前半に活躍したフランス人画家です。
彼の絵は浮世絵などの日本の影響を強く受けた画家としても知られています。
今回は彼についての歴史と訪れた美術館を紹介していきます。
ピエール・ボナールの美術館へ訪れた時のことをYoutubeにて少しですが公開しています。
もしよければぜひご覧ください。
Contents
ピエール・ボナールについて美術館で見ることができる作品とともに紹介
1867年10月3日に、ピエール・ボナールはパリ郊外のフォントネ・オ・ローズ(Fontenay-aux-Roses)で陸軍省の事務官だった父とアルザス人の母の間に生まれました。
グレノーブル近くに別荘があり、毎年夏になると家族で訪れていました。
彼は、聡明な学生でありながら美術家を目指しており、画家になることに賛成ではなかった父親を安心させるために、法学部に進学しました。
そしてその傍ら、芸術大学(アカデミー・ジュリアン)の夜間クラスへ進学もし、ポール・セリュジエ、モーリス・ドニ、アンリ=ガブリエル・イベルス、ポール・ランソンらに出会います。
また、その2年後、エコール・デ・ボザール(官立美術学校)に入り、エドゥアール・ヴュイヤールと知り合います。
彼らは一緒に絵画展や美術館に出かけたり旅行したり、モネやゴーギャン、セザンヌに強く影響を受け、1888年にはナビ派に属しました。
パリのシャンパンの広告の仕事を得て、その後は絵の仕事だけにしようと決めて22歳の時に仕事を辞めます。
その時の広告を美術館で実際に見ることができます。
La Revue Blancheという雑誌の広告も作成しました。
右がトゥールーズロートレック、左がボナールの作品です。こちらも実際に見ることができます。
トゥールーズロートレックについても過去にブログで紹介しています。ぜひご覧ください。
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1893年にマリア・ブールサン(通称マルト)と呼ばれる女性をモデルに絵を描き始めます。
彼女はのちにボナールの妻となる女性で、彼女は入浴することが大好きで、彼はマルトが入浴しているときの絵をたびたび描いています。
1912年にはジベルニー近くに家を買います。
その後彼は南仏に魅了されて、1925年美術館のある街・ル・カネ(Le Cannet)へ引っ越してきます。
ボナールは、1947年1月23日にル・カネで亡くなります。
ピエール・ボナール美術館について
ピエール・ボナール美術館2013年に完成したまだ割と新しい美術館です。
この美術館は、カンヌの北、3.5キロほどのところにあります。
カンヌからバスで行くことができます(行き方のところで紹介しています)
館内の入り口。
入りきらなかったので2枚に分けて写真を撮りました。
【Musée Bonnard】
住所:16 Bd Sadi Carnot, 06110 Le Cannet
電話番号:0033 4 93 94 06 06
営業時間:10時〜20時 定休日:月曜日
ホームページ: http://www.museebonnard.fr/
入場料:7ユーロ(2023年8月現在)
ピエール・ボナール美術館の館内1階(フランスの0階)
1階部分(ヨーロッパ式0階)は受付とお土産やさんのみです。
私たちは閉館に近い時間に行ってしまったので、帰るときは受付に人すらいませんでした。(笑)
過去にこの美術館で行われていた特別展示のポスターが飾られていました。
上に行くにはエレベーターが便利です。
ピエール・ボナール美術館の展示室
美術館はそこまで大きくないですが、ほどよい距離感とスペースがあって見やすかったです。
私たちが訪れたのは12月のクリスマス前の閑散期で、時間も閉館時間ギリギリだったので貸し切り状態でした。
ボナールの作品は、黄色が強い明るい色の絵という印象でした。
この絵は、今回見た中で一番個人的にボナールらしいなと思った絵で、ポストカードでも購入しました。
この絵はニース近くの街、カーニュシュルメールについて描かれたものですが、ボナールの絵でこういった色味の絵は雑誌などでもあまり見たことがなかったので、私にとっては新鮮でした。
私が訪れた時は他の方の絵も飾ってありました。
これは、マドレーヌ・デニスという方の絵で、ナビ派だったモーリス・ドニの娘の作品です。
鏡がかかっている壁の模様がとても可愛かったし、鏡の中のベッドの上の部分の黄色がボナールっぽいと思いました。
映像ルーム
ボナールに関するビデオが上映されています。
行ったのが冬だったからかもしれませんが、膝掛けがあったりしてとても親切ですね!
ピエール・ボナール美術館のお土産コーナー
この美術館はそんなに大きくありませんが、お土産コーナーは割と充実していたように思えました。
特にポストカードが充実していました。
他にもいろんなグッズが置いてありました。
私が購入したもの
・ポストカード5枚
・子ども向けのボナールについて書かれた本
合計:18.95ユーロ(1ユーロ155円計算で、約2937円)
彼の描く絵の黄色にとても惹かれ、黄色が強い絵のポストカードをたくさん買ってしまいました。
ピエール・ボナール美術館までの電車やバスでの行き方と駐車場
美術館までは、バスや電車、または車で行くことができます。
ピエール・ボナール美術館への公共交通機関を使用しての行き方
ニースなどからTERというローカル列車に乗ってカンヌまで行ったあと、バスで美術館まで行くことができます。
カンヌから出ている4番というバスに乗って、Place Leclercで降ります。
4番のバスについてはこちらをご覧ください⇨時刻表や路線図のあるページに飛びます(フランス語です)
ピエール・ボナール美術館の駐車場
ピエール・ボナール美術館には専用の駐車場はありません。
そのため、美術館のすぐ横に停めました。
まとめ
今回は、南フランスにあるピエール・ボナールの美術館を紹介しました。
とても小さい美術館ですが、思ったよりボナールの描いた作品が残っていて楽しめました。
やはり有名な作品はパリやアメリカなどで展示されていて残念でしたが、ボナールが最後に暮らした土地に美術館があるっていうのもファンからすると、聖地めぐり先に美術館があって展示も見れる!ということなので、美術館ができてよかったなと思いました。
ニースなどへ旅行に訪れた際、お時間ありましたらぜひいってみられてはいかがでしょうか。
インスタグラムもあるそうで覗いてみたら、こんなに並んでいる写真が出ていて驚きました!
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