以前からブログではフランス語での勉強にフランス語作家さんの本を読むことを取り入れることを紹介していますが、今回はSophie de Villenoisyさんという方の本を3冊読んだので、こちらの作家さんと、今まで読んできた本について紹介していきたいと思います。
フランス語で読書することについて以前書いたブログももありますので、もしよければそちらもあわせてご覧ください。
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【フランス語で多読をはじめよう!】自分にあった本の選び方から読むのにかかった日数など独学に最適なやり方を紹介!フランス語多読おすすめ③
わたしはDELFB1合格後から次のDELFを意識した勉強のひとつとしてフランスの文庫本を定期的に読んでいます。 今回はわたしがどんなふうに本を選んでいるのかと、実際に本を読んでいるときや終わったときに ...
Contents
Sophie de Villenoisyさんとは
1968年生まれのソフィードゥヴィルノワジーさんは、現在パリで2人の子どもと暮らしています。
彼女は元々はジャーナリストで、いろんな雑誌や新聞に記事を書いていました。
その後、ショーやラジオ、テレビなどのシナリオを書く仕事を経験、続いてバンドデシネ(マンガ)のストーリーを考えたり、動物との接し方についての本も書いたりとした後に、2015年に小説を初めて出版しました。
Sophie de Villenoisyさんが今まで出版した小説
彼女が現在出版している小説は以下の4冊になります。
小説以外の本も出しているのですが、今回は小説のみご紹介します。
- Joyeux Suicide et Bonne année!
- Question de Standing
- La reine des quiches
- Courage Rions
"Courage Rions"は、今年の3月に出版されたばかりで、まだ文庫本になっておらず、本は19ユーロもするので、文庫本になるまで待とうと思っています。
私が読んできた彼女の本
文庫本になっている以下の3冊です。
これら、それぞれ簡単にあらすじを以下に書いていきます。
Joyeux Suicide et Bonne année
わたしが初めて読んだ彼女の本はこの本でした。
この本のカラーが本屋さんでひときわ目立っていたのが印象的で手にとって、内容も興味深そうなので買うことにしました。
2018年の9月から10月にかけて読んだ本です。
【簡単なあらすじ】
45歳の主人公は、彼女の父親が死んだあと、自分には家族もペットさえもおらず、夫を持つことも諦め、これは自殺するしかないのではないかと考え、その年のクリスマスに自殺することを計画する。そのクリスマスまでの残りの2ヶ月間、本当の自分を知るための期間にすることにした。クリスマスに死ぬのだから、失うものはなにもない。そして彼女のいろいろな挑戦の日々が始まった・・・。
ネガティブだった主人公が段々と変わっていくところが良かった。笑える箇所も多く、共感できるところもたくさんあって、本当に大好きな一冊です。
question de Standing
前作が想像以上に気に入ったので、次に出た本も是非読みたいと思い、本屋さんへ意気揚々と買いに行きました。
でもこの本はDELFB2に合格してからのお楽しみ・・・と思っていたので、合格したあと読み始めました。
【簡単なあらすじ】
離婚した夫から送られてくる子供の大量の養育費で優雅に暮らしていた、一度も働いたことのない主人公。
ある日いつもの友人たちとランチをして、その後支払おうとするもカードが止められていた。急いで銀行に電話をすると6千ユーロ以上の借金を抱え、元夫からの振込も止まっていた。夫に確認の電話をすると・・・
なかなかだんだん主人公の行動に驚きますが、ハラハラとさせられて楽しく読めました♪
Question de Standing :
la reine des quiches
この本は、今年の3月に文庫本になったばかりの彼女の最新の本です。
随分前から単行本は出ていましたが、お高いので、図書館で探しても見ましたが、見つからず、この本が文庫本になったのをフォロワーさんから教えてもらって外出制限になってすぐくらいのときに急いで注文をして、3月下旬から読み始めました。
【簡単なあらすじ】
流産を何度も経験した雑誌の編集者である41歳の主人公。ある日大手出版社から以前書いたものを本にしてみないかと突然電話がかかってきて・・・・。それを気に彼女の人生がどんどん変わっていく・・・というお話
内容はなかなかセンシティブなところもありますが、共感できるところやほろっと感動したりぷぷっと笑えるところもあって大好きな一冊になりました。作者の過去の経験の話もちょっとこの主人公に当てはまるところもあって面白かったです。
今まで読んできた本の感想
彼女の本は、やはり単語はまだまだ調べないと難しいですが、内容がとてもユニークで、興味深く、他の作者さんとは一味違ったお話が多い気がしてわたしは毎回彼女の本がとても読むのが楽しみですし、いつも期待を裏切りません。
最近のフランス人は英語を使った表現や単語を多く会話などに使用していますが、彼女の本もまさにそういう表現がよく出てくるなと思いました。例えば"job"とかよく出てきます。
(他にもあったのですが、忘れてしまいました、すいません)
また、以前にも載せたことがありますが、トラベラーズノートに読書ノートをつけていて、あらすじと感想を自分のフランス語で書いています。
インスタグラムの#lecturedesayakaには今まで読んだ本のほぼすべてのものを載せているのでもしよければそちらもご覧になってみてください。
わたしが使用している手帳は"トラベラーズノート"というもので、とても気に入っています。
使えば使うほど革が手に馴染んできて自分の持ち物と化していくのがたまらなく嬉しいです。
もしよければ、トラベラーズノート仲間になりませんか^^
あらすじや感想を書くのが本当にはじめは苦手でしたが、昔のを読み返すとこのノートをはじめて良かったなと心から思います。
2019年にDELFB2に合格できたのも、こういった訓練をしていたのも関係あると思います。
そして合格したとき、この書く問題の点数が一番良かったです。
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【DELF B2 勉強法・対策】ほぼ独学でも合格した体験記 ※2020年からの試験の問題形式変更についての説明も載せています
こんにちは!南フランス在住のSAYAKA(@journaldesayaka)です! 2019年6月にDELFB2に合格することができました。 今回私が、DELFB2に合格するために行った勉強法などを紹 ...
まとめ
フランス語の勉強は時には苦しいときもあるかもしれませんが、自分の興味のある内容の本を読んで勉強ができるなんて最高ではないですか? いついつまでに読まなければいけないと、目標をきめるのは大切だと思いますが、無理して急ぐ必要はなく、ゆっくり時間をかけてわからない単語を調べながらでも読んでいけば、話の内容がわかると楽しいですし、読むことによって単語も覚えることができたら最高だと思います。
わたしは、単語は単語帳で単語だけ覚えるよりは、文章の中で使われているものを文章ごと覚えるのがいいと英語を勉強しているときから思っていました。
ぜひぜひ皆様もフランス語の読書、はじめられてみてはいかがでしょうか。
過去に他の作家さんについて紹介させていただいたブログもあります。
お時間ありましたらぜひご覧になっていただけたら嬉しいです。
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【フランス語多読おすすめ④(中級編)】今もっとも注目度の高い若手作家Aurelie Valognes
こんにちは!南フランス在住のSayaka(@journaldesayaka)です! 私はフランスの学習方法の一環として、フランス語で書かれた本を読むことを定期的に行なっています。 そこで今回は、フラン ...
お互いフランス語の学習を楽しく続けていきましょう!
また読んだ本、紹介させてください。
よろしくお願いいたします。
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